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<p>新卒の方が早期に会社を離れてしまうケースが後を絶ちません。<br>業務内容だけでなく、「人との距離感」「安心感のなさ」がその一因となっていることも少なくありません。<br><br>本記事では、新卒の方が「ここで働いていい」と思えるような空間づくりの視点から、定着率を高めるためのヒントを株式会社SPACE PRODUCEが解説します。<br>入社したばかりの方にとって、最大の不安は「今、これで合っているのかがわからない」ということです。<br><br>そのとき、近くにいる先輩や上司の存在が自然に感じられる空間であれば、不安は和らぎ、質問も生まれやすくなります。<br>反対に、誰がどこにいるのか分からない配置や、話しかけにくいレイアウトだと、「ちょっとしたことが聞けずに失敗する」→「居心地が悪くなる」→「早期離脱」という負の連鎖が起こります。<br>空間の設計で心理的ハードルを下げることが、離職の防止につながるのです。<br>&nbsp;</p><h3 id="he275fc340f">導線でつくる“つながりの気配”</h3><p>新卒の方の席を、先輩社員や育成担当者の視線の延長線上、または軽い動きのある通路沿いに配置します。<br>行き来があることで、「孤立していない」という感覚が自然に生まれます。<br>&nbsp;</p><h3 id="hff53ea67c4">座席の“絶妙な距離”を意識する</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/ff301f907e4f464c9e9f8bcbec02ecf3/%E8%A8%98%E4%BA%8B_20250529_%20%E6%96%B0%E5%8D%92%E9%9B%A2%E8%84%B1%E3%82%92%E9%98%B2%E3%81%8F%E3%82%99%E2%80%9C%E8%A6%8B%E5%AE%88%E3%82%8A%E7%A9%BA%E9%96%93%E2%80%9D%E3%81%AE%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8A%E6%96%B9_2.png" alt="" width="1536" height="1024"><br>あまりにも近すぎると緊張しますが、完全に離れると相談がしづらくなります。<br>声をかけやすい「斜め向かい」や「斜め後ろ」など、軽いアイコンタクトが取りやすい席配置が効果的です。<br>&nbsp;</p><h3 id="h93d1966957">空気感で“見守り”を伝える</h3><p>照明をあたたかみのある色味にしたり、壁際に観葉植物を置いたりすることで、空間全体が安心感を与える印象に変わります。<br>また、あえて「1人用の軽い待機スペース」を用意しておくと、気持ちの切り替え場所にもなります。<br>&nbsp;</p><h3 id="h3bcda3e6b0">最後に</h3><p>見守られている、という実感は、言葉や制度だけでは生まれません。<br>空間のつくり方一つで、働く方が「安心してここにいていい」と思える土壌を整えることができます。<br><br>どれだけ制度を整えても、空間が「居場所」を感じさせなければ、働く方の気持ちは離れてしまいます。<br>特に新卒の方は、自分からは言葉にできないことも多いため、空間から自然と“見守られている”ことが伝わる工夫が欠かせません。<br><br>もし今のオフィスに、「新卒の方が安心して働ける席や導線」が思い浮かばない場合、それは設計を見直すサインかもしれません。<br>株式会社SPACE PRODUCEでは、働く方のエンゲージメント調査やヒアリングを実施し、ただの設計・内装作業にとどまらず、経営者、従業員の皆さまにとって、より良いオフィス空間をご提供いたします。<br>ぜひ<a href="https://spaceproduce.jp/CONTACT.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">お問い合わせフォーム</a>からお気軽にお問い合わせください。</p>

新卒の方が早期に会社を離れてしまうケースが後を絶ちません。業務内容だけでなく、「人との距離感」「安心感のなさ」がその一因となっていることも少なくありません。本記事では、新卒の方が「ここで働いていい」と思えるような空間づくりの視点から、定着率を高めるためのヒントをご紹介します。

見守り空間設計

新卒離脱を防ぐ“見守り空間”のつくり方