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<p>オフィスの休憩室は、従業員のリフレッシュやコミュニケーションの場として不可欠です。しかし、その空間を最大限に活用するためには、いくつかの要点を押さえる必要があり、それぞれの考慮点とその背後にある根拠を株式会社SPACE PRODUCEが解説します。<br><br></p><h3 id="h23ac1102f4">1.コーヒーエリアの確保</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/486ad2f92b9a4a2586180837a9a2ed46/%E8%A8%98%E4%BA%8B_20230917_%E3%82%AA%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%B9%E4%BC%91%E6%86%A9%E5%AE%A4%E3%81%AE%E6%9C%80%E9%81%A9%E5%8C%96-%2012%E3%81%AE%E8%80%83%E6%85%AE%E7%82%B9%E3%81%A8%E3%81%9D%E3%81%AE%E6%A0%B9%E6%8B%A0.jpg?w=1200&amp;h=821" alt="" width="1200" height="821"><br><br>従業員が朝のエネルギーを得るための質の高いコーヒーステーションは必須です。良質なコーヒーは、日々の業務をスムーズに進めるためのエネルギー源となります。コーヒーは多くの従業員にとって、一日の始まりを迎えるためのエネルギー源となっています。そのため、高品質なコーヒーを提供することで、従業員の満足度や生産性を向上させることができます。<br><br></p><h3 id="h5581220657">2.清潔の維持</h3><p>休憩室の清潔さは、職場の雰囲気や従業員のモチベーションに直結します。定期的な清掃や消毒を行い、従業員にも協力を促すことが重要です。清潔な環境は、従業員の健康や安全を保護するだけでなく、ストレスを減少させ、集中力を向上させる効果もあります。<br><br></p><h3 id="h659c825188">3.収容能力の確保</h3><p>企業の成長に伴い、休憩室もその収容能力を拡大する必要があります。特に現在のような状況下では、安全な距離を保ちながらも快適に過ごせる空間を提供することが求められます。休憩室が狭くなると、従業員同士のコミュニケーションが困難になり、リフレッシュの場としての機能を果たせなくなります。<br><br></p><h3 id="hc14bfa78b3">4. 冷蔵庫の設置</h3><p>ランチや飲み物を保存するための冷蔵庫は、休憩室において必須のアイテムです。十分な収容能力を持つものを選び、清潔に保つことが大切です。従業員が自分の食事や飲み物を安全に保存できる環境を提供することで、ランチタイムの満足度を向上させることができます。<br><br></p><h3 id="h643b9dd2c5">5.休憩室の雰囲気作り</h3><p>休憩室のデザインや装飾は、従業員の気分転換やリラックスに大きく影響します。明るく、開放的な空間を意識してデザインすることで、従業員の満足度を向上させることができます。快適なデザインや装飾は、従業員のストレスを軽減し、リフレッシュの時間をより有意義にする助けとなります。<br><br></p><h3 id="hb187b472a1">6.木工品の品質確保</h3><p>テーブルトップやカウンターなどの木工品は、耐久性とデザインの両方を兼ね備えたものを選ぶことが重要です。高品質な木工品は、休憩室の質を向上させます。木工品の品質が高いと、その耐久性や美しさが長持ちし、長期的なコスト削減や従業員の満足度向上につながります。<br><br></p><h3 id="hdad480b780">7.ゴミの管理</h3><p>休憩室を清潔に保つためには、ゴミの管理が欠かせません。適切なゴミ箱の配置や、ゴミの分別、定期的な回収を行うことで、清潔な環境を維持することができます。ゴミの適切な管理は、休憩室の清潔さを保つだけでなく、従業員の健康や安全も保護する助けとなります。<br><br></p><h3 id="h1a8954c1d3">8.温める設備の提供</h3><p>食事を温めるための設備、例えば電子レンジやオーブンは、休憩室において非常に重要です。従業員が自分の食事を温めることができる環境を提供することで、ランチタイムの満足度を向上させることができます。<br><br></p><h3 id="h6615b27414">9.予算の最適化</h3><p>休憩室の設計や設備の導入には予算が必要です。しかし、工夫と創意をもって取り組むことで、限られた予算の中でも高品質な休憩室を実現することができます。<br><br></p><h3 id="h5b51375a98">10.座席エリアの配置</h3><p>休憩室には、従業員がリラックスしたり、食事を楽しんだりするための十分な座席エリアが必要です。特に現在のような状況下では、安全な距離を保ちつつ、快適に過ごせる配置を心がけることが重要です。<br>&nbsp;<br></p><h3 id="hd2ae7cd9b4">11.床材の選択</h3><p>休憩室の床材は、清掃のしやすさや耐久性を考慮して選ぶことが重要です。簡単に清掃できる床材を選ぶことで、長期的なメンテナンスコストを削減することができます。<br>&nbsp;<br></p><h3 id="h9df72ad092">12.家電の導入</h3><p>従業員のニーズに合わせて、特定の家電や設備を導入することで、休憩室の利便性を向上させることができます。例えば、食洗機やブレンダー、テレビ、ゲーム機などの家電を導入することで、休憩室の魅力をさらに高めることができます。<br><br></p><h3 id="ha214098e44">まとめ</h3><p>オフィスの休憩室は、従業員のリフレッシュやコミュニケーションの場としての役割を果たしています。そのため、上記の考慮点を押さえ、従業員が快適に過ごせる空間を提供することが、企業の生産性や従業員の満足度を向上させる鍵となります。</p>

近年、オフィスデザインのトレンドが急速に変化しています。株式会社SPACE PRODUCEとして、私たちはこの変化を先取りし、企業が最高の人材を獲得するための空間を提供しています。この記事では、オフィスデザインが人材獲得にどのように影響するのか、そしてその重要性について詳しく解説します。

オフィス休憩室の最適化: 12の考慮点とその根拠

<p>「国土交通白書2021」では、企業における管理職に占める女性の割合が、諸外国と比較して最低、役員比率もワースト2（下から2番目）という結果でした。「女性活躍推進法」の改定なども行われ、日本企業の国際的な競争力の低下はこういうところの差もあるのかもしれません。では、女性が会社で活躍するためにオフィスがどうアプローチすべきなのかについて、解説していきます。<br><br></p><h3 id="h1d7996170d">人口減少と少子高齢化の波と活躍したい女性の存在</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/1e264957b61240f7a0ab4dab10a4ea8a/02.jpeg?w=1200&amp;h=800" alt="" width="1200" height="800"><br>日本では平成20年(2008年)を最後に、人口減少が続いています。加えて子どもの数は減り、加齢によって引退する人口は増えています。したがって、単純に労働力が少なくなっているからこそ、女性の活躍が必要になってきていますし、活躍したい・会社に貢献したいという女性が多いのも言わずもがなです。「活躍」の定義は曖昧なものの、前述の通り、日本における女性の役員や管理職の数はかなり低いのが実情。<br><br>そんな中、出産・育児のために退職などを泣く泣く強いられることが多かった日本社会ですが、それも徐々に減ってきているようです。内閣府の資料（※）によれば、世代別の労働力率が女性の場合、20代半ば〜30代前半にかけて落ち込んでいた過去があったものの、1981年、2001年、2021年を比較すると、その一時的な凹みがほとんど見られなくなっています。<br><br>※ <a href="https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r04/zentai/pdf/r04_genjo.pdf#page=18" target="_blank" rel="noopener noreferrer">参照</a><br><br>厚生労働省が発表した「令和2年の働く女性の状況」によると、労働力人口総数に占める女性の割合は 44.3％でした。しかしながら、その中の4割5分ほどは非正規雇用の女性となっています（パート・アルバイトを含めばもっと増える）。2021年に帝国データバンクが発表した調査によると、女性従業員の割合は平均で26.5%。前述の国土交通白書によれば、女性管理職の割合が13.3%、役員の場合は10.7%と、明らかに労働力の配分と違いが見られるのは、それも大いに関係がありそうです。<br><br></p><h3 id="h5f7fb52b17">女性が活躍している企業とは結局「女性社員の多い会社」では?</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/4c921b8858ff4798b1f3c30b8c817354/03.jpeg" alt="" width="6000" height="4000"><br>働く女性のキャリアとライフスタイルを応援する女性誌『日経WOMAN』の発表する女性が活躍する会社として紹介されている企業を見てみると、1位・日本IBM、2位・アクセンチュア、3位・花王グループ、4位・アフラック生命保険、5位・りそなホールディングスと続いていました。<br><br>この中でアクセンチュア社は37.7%が全社員に占める女性社員であると企業HPにて発表しています。また、花王社はHPにて男女比が6:4であること、2007年以後の新卒の男女比が5:5であると明らかにしています。アフラック生命保険社の場合だと、女性の比率を49.4%であると自社HPにて発表しています（なお、管理職は管理職全体20.5%、役員は22.2%）。<br><br>ここまで見た中では、前出の帝国データバンクが発表した女性従業員の割合が26.5%だったことと比較して、単純に女性が働く割合が総じて高いことが示されました。<br><br>つまり、当たり前のことを言うようですが、女性がたくさん働いていることが、女性が活躍する企業、管理職・役員が多い（必ずしも「＝女性が活躍している」とは言い切れないが）企業となっていると言えそうです。<br><br></p><h3 id="hbb9232ed04">結局のところ働く女性の分母を増やす努力が必要! オフィスづくりもしかり</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/1390a5a0dcf747708584cc9bee69543c/04.jpeg?w=1200&amp;h=800" alt="" width="1200" height="800"><br>厚生労働省が発表した「令和２年雇用動向調査結果の概況」によれば、男女の入職率・離職率は例年共に、女性の方が6%前後多い数値となっています。それだけ女性の出入りが男性よりも頻繁と言うことが示された結果でとなりました。その背景は様々だと思いますが、女性にとって働きにくい環境が多いと言うことも事実であり、そこにはオフィス環境も少なからず含まれていることでしょう。<br><br>中でも大きな要因となっているのが、妊娠・出産に伴う退職者。そこで辞めてしまう社員も辞めたくて辞めている訳ではなく、産休や育休、子育てに伴う急用などへの柔軟な対応が取りにくいことなどが根底にあるはずです。オフィスのハード面を見直すことも必要ですが、ルールなどのソフト面も改める必要があるかもしれません。<br><br>また、オフィス環境としては仮に託児所を併設するような余裕のある企業であれば、出産・育児に対応したオフィス作りができると思いますが、なかなか現実的ではないと感じる企業の方が多いでしょう。ですから、あとは男女差を念頭に入れた気遣いをオフィスに取り入れて、働きやすい環境を用意することに尽きます。<br><br>例えば、女性は不潔・不衛生の判断に匂いが大きく影響することがわかっています、女性は男性に比べて冷え性に悩む人が多いです。今までのオフィスは、少数派の女性に対して我慢を強いるような構造、デザイン・レイアウトが多かったと思います。こうした過去の当たり前を、女性を迎え入れるために作り替えたりする必要があるでしょう。<br><br></p><h3 id="ha214098e44">まとめ</h3><p><br>具体的にどう言うオフィス作りをしたら良いかと言うことは、これまでにも多く記事にしてきていますので、下記リンクなどを参考に、レイアウト変更や移転を検討してみてください。<br><br>・<a href="https://column.spaceproduce.jp/article/healthmanagement-06" target="_blank" rel="noopener noreferrer">良い仕事をするには休憩も必要なのに、オフィスに休憩できる空間がないのはおかしいのでは？</a><br><br>・<a href="https://column.spaceproduce.jp/article/newnomal-01" target="_blank" rel="noopener noreferrer">アフターコロナに求められるハイブリッドワークを可能とするオフィスとは</a><br><br>・<a href="https://column.spaceproduce.jp/article/engagement-02" target="_blank" rel="noopener noreferrer">冷え性の女性や暑がりの男性にも対応した「働きやすいオフィス」とは! 職場の空調問題を解決する方法</a><br></p>

「国土交通白書2021」では、企業における管理職に占める女性の割合が、諸外国と比較して最低、役員比率もワースト2（下から2番目）という結果でした。「女性活躍推進法」の改定なども行われ、日本企業の国際的な競争力の低下はこういうところの差もあるのかもしれません。

女性が活躍できるオフィスとは? 働く環境から整える必要性を考える

<p>従業員の健康増進を重視する健康経営という考え方は、アメリカから始まったものとされていますが、日本でも意識が向けられるようになってきました。反対に、オフィスで働く中で、どのような身体の不具合、症状はたまた病気などが考えられるのでしょうか。それらを回避するためのオフィス作りとともに考えます。<br><br></p><h3 id="h61513ddf34">健康経営とは？ なぜそれが必要なのか？</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/ebcfa52b72024eb59baeadd81335eedd/23-02.jpeg" alt="" width="1200" height="800"><br>健康経営とは、経済産業省が公表ている資料によれば、「従業員等の健康保持・増進の取組が、将来的に収益性等を高める投資であるとの考えの下、健康管理を経営的視点から考え、戦略的に実践すること」と記されています。これがなぜ必要となってきているのかというと、日本は少子高齢化社会にあり、労働力が今後少なくなっていくと考えられているから。<br><br>それならば生産性の観点からも、従業員がパフォーマンスを落とすことなく、長期的に働いてもらえるとが、新たな人材獲得と並んで大事になってくるということです。優秀な社員であれば、なおさら長く働いてもらいたいと思うのは当然のことです。それを、福利厚生の一環として提供できるのであれば、会社にとっても、社員にとってもメリットがあり、win-winの関係とすることができるはずです。<br><br></p><h3 id="h6a2bb841e6">座りっぱなしのデスクワークも下肢静脈瘤になりやすい</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/561763e3ab2d428fae6739a5820f9117/23-03.jpeg" alt="" width="1200" height="800"><br>「下肢静脈瘤」(かしじょうみゃくりゅう)とは、その名前の通り「下肢＝足」の静脈に瘤（こぶ）ができる病気です。潰瘍ができて、炎症を伴ったり、痛みが出たりします。症状としては外見的に、血管が網目のようにはっきりと見えるようななったり、血管が瘤のようにボコっと浮き出るような症状が現れます。網目のような血管が見えているだけの場合、それ以外の身体症状は現れないことが多いそうですが、後者の場合は前述のように炎症が起きたり、足が浮腫んだりします。<br><br>この下肢静脈瘤は立ちっぱなしの仕事をしている人に多いだけでなく、足の筋肉を動かさない座りっぱなしのデスクワークの人も多いようです。原因は座りっぱなしになることによる血流の悪さにあるそうなので、そうならないようにするためにも、立って仕事ができるスタンディングデスクなどを設けたり、椅子をバランスボールなどしてみたり、レイアウトで例えば複合機までの歩行を促してみたり、あえて立地を駅直結ではなく、多少の歩行を伴う場所を選んだりすることも対策になるのではないでしょうか。<br><br></p><h3 id="h0f62a2f0f1">視力の低下はストレスも関係することがある</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/54c4af2fa1404146af87194259c0ca88/23-04.jpeg" alt="" width="1200" height="800"><br>ストレスが原因となって、視力の低下したり、視野が歪んだりすることがあるそうです。熱心に働く中年男性に多く、これは精神的なストレスによって起こるということが医学的に証明されているといいます。自然に治ることもあるそうですが、再発することも多いため、必ずしも無視していい問題ではなさそう。<br><br>精神的ストレスの感じ方は、社員個々人で違いますから、会社として根本解決を図ることは難しいかもしれません。ただ、オフィス環境からそれらを軽減させられる可能性はあるはずです。リフレッシュルームなどを設けることももちろんそうですが、社員が社内の対人関係に悩んでいるのであれば、フリーアドレスなどで、その環境から逃れやすい仕組みを作って上げることも、意味をなすでしょう。<br><br></p><h3 id="heb1153750f">現代病・ストレートネックにご注意</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/0a020026086c4f308f6cb0285615f111/23-05.jpeg" alt="" width="1200" height="923"><br>首の骨は自然弯曲（曲がっていて真っ直ぐではない）しており、それによって頭の重さに耐えられるような構造になっているそうです。しかし、ノートパソコンやスマホを頭が肩よりも前に出たような姿勢で長時間見続けることが主な原因と言われています。それによって、前述の弯曲がなくなり真っ直ぐになってしまうのがストレートネック。首こり、肩こりや痛み、頭痛、めまい、吐き気、手の痺れなどが伴います。<br><br>個人のスマホ利用は、会社がどうこうできることではありませんが、ノートパソコンを覗き込む姿勢については、オフィス家具の調整や外部モニターの準備などを用意することで、ストレートネックになりにくい環境を用意することはできます。<br><br></p><h3 id="ha214098e44">まとめ</h3><p><br>社員は消耗品ではありません。健康が保持されなければ、パフォーマンスや生産性は下がってしまいます。反対に、増進されるのであれば、さらなる活躍も期待することができるでしょう。本頁では、健康経営を考える上で、社員に起こりうる病気や症状とオフィスができる改善のアイデアを紹介してきましたが、物理的な環境の用意だけでなく、ルールや制度づくりでも防げるところはあります。例えば、30〜60分に1度は休憩を取るように促すなどです。こうした取り組みによって、離職者が減るなどの効果も期待できるかもしれません。</p>

従業員の健康増進を重視する健康経営という考え方は、アメリカから始まったものとされていますが、日本でも意識が向けられるようになってきました。反対に、オフィスで働く中で、どのような身体の不具合、症状はたまた病気などが考えられるのでしょうか。それらを回避するためのオフィス作りとともに考えます。

オフィスに潜む健康リスク! オフィス環境で社員のパフォーマンスを維持・向上させるには!?

<p>比較的に筋肉量が男性よりも少ない女性は、冷え性になることが多いそう。そうした性別の違いや体型の違いなどによって、同じ室内でも寒さや暑さの感じ方は異なります。社員数が多ければ多いほど個々人の要求、理想を完全に叶えることは難しいかもしれませんが、室温について少しでも多くの社員が働きにくさを感じないで済む解決策を紹介します。<br><br></p><h3 id="hed95d497b9">社員個々人で対応してもらうだけでは無責任!? 会社も努力が必要な理由</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/2d5482ec727a40b890cd70be9fa557b2/22-02.jpeg" alt="" width="1200" height="800"><br>冷え性の女性にインナーを着込んでもらったり、ブランケットなどを用意してもらったり、あるいは暑がりの男性にクールビズなどの涼しい服装にて勤務してもらったりなど、社員個々人で対応をお願いしている企業も少なくないと思います。会社と社員は持ちつ持たれつの部分もありますが、任せっきりが決して良いとは言えません。<br><br>従業員満足の観点からも、そうした対応を負担と感じさせてしまっているとしたら、満足度のポイントは下がってしまっていることでしょう。また、冷え性も暑がりも腰痛や風邪など、さまざまな体調不良の要因ともなりかねません。そうした不具合が体に生じれば、当然仕事のパフォーマンスも低下するわけですから、会社として無視することはできない問題と考えるべきでしょう。<br><br></p><h3 id="hfda80d0b29">フリーアドレスを採用して、温度的に働きやすい場所を選べるようにする</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/9b1540fa064d43e790d4f24aafb7471c/22-03.jpeg" alt="" width="1200" height="800"><br>オフィスの中でも、物理的に室温の感じ方が変わってきます。例えば、窓が近いエリアであれば、日差しや窓からの冷気など、自然環境の影響を直に受けるため、夏場なら冷えすぎない、冬場なら暑すぎないエリアとなります。また、空調機器の設置位置やオフィス什器やレイアウト等の関係で空調の風が届きにくい場所などもできてしまうものです。<br><br>そうした同じオフィス内でも、ギャップは生じてくるのです。そんな中、今日までのオフィスによく見られていた固定席では、その条件下に社員自身が適応しなければならないため、先述のような対応を社員に強いてしまうことになります。それよりも、オフィス内の環境の違いを逆手に取って、フリーアドレスを採用し、暑さを感じやすい人、寒さを感じやすい人、それぞれが同じ環境下で働きやすい場所を選べるようにすると、室温の悩みは軽減されるはずです。<br><br></p><h3 id="h4165d1cf42">空調ゾーニングの考え方を変える</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/f2f6cfa13ce64e4cb2004dfe99109cfa/22-04.jpeg" alt="" width="1200" height="800"><br>従来であれば、ペリメーターソーンと言われるオフィスの外周部とインテリアゾーンと言われる内周部は、上記のように自然環境から受ける影響が異なるため、その差をなくすような空調ゾーニングの考え方が採用されることがしばしばでした。しかし、社員に冷えや暑さの感じ方が異なるわけですから、あえて「差をなくさない」ような空調設計を行うことも考慮して良いでしょう。<br><br></p><h3 id="h1eb47f1227">リフレッシュルームで、軽い運動・ストレッチができるようにする</h3><p> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/cc1bbe8ce4914770bb8e9f86b7657204/22-05.jpeg" alt="" width="1200" height="801"><br>冷え性はもちろんのこと、男性に多い暑がりの原因もじつは血流の悪さが原因だったりします。オフィスワーカーが血流を悪くしてしまう要因となっているのは、やはり同じ姿勢で長時間の勤務を続けていることにあるようです。もちろん食習慣の影響なども無関係ではありませんが、交通網の発達などにより体を動かさないことが多くなった現代人はどうしても血流が悪くなりがち。<br><br>それならばリフレッシュルームなど、使用用途に自由度の高い空間を設けて、簡単なストレッチ運動を行うことができるようにして上げることもできます。冷え性に限らず、同じ姿勢で働き続けるオフィスワーカーにとっては、肩や首のこりなどの苦痛を抱えているケースも少なくありません。そうした社員にとっても、体を伸ばしたり、温めたりできる空間があることは、辛さの改善になるとともに、文字通りリフレッシュにつながることでしょう。<br><br></p><h3 id="h1432ae1fb1">パーソナルブースで冷えから身体を守る</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/99600607718b4b9588032ff670b27071/22-06.jpeg" alt="" width="1200" height="800"><br>周りの音や声、または自らが発する声や音などの影響を少なくするために設けられるパーテーションなどで囲われた半個室、パーソナルブースは主に集中して作業を行うとき、近年ではオンラインミーティングを行うときなどに使われることが多くなっています。しかし、こちらは空調からの冷気を直接的に受けないようにするためにも効果的です。<br>集中を妨げる要因は、周囲のノイズだけではありません。空調からの冷気などもその対象です。しかしながら、社内に限られた席数しかない、社員数が多いなど条件はそれぞれの会社によって異なるので、使用上のルールの策定が必要となるでしょう。<br><br></p><h4 id="h321d81d4b9">寒い季節にはカフェスペースで暖かい飲み物を</h4><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/99b7b9ba4c1349109f93aae53deaf820/22-07.jpeg" alt="" width="1200" height="801"><br><br>冷え性の人には、寒い季節にホットドリンクで体を温めることも効果的。そんな暖かい飲み物を飲んで、気分転換できるような空有感を作ることも効果的です。カフェというとコーヒーやお茶をイメージしてしまうかもしれませんが、それらに含まれるカフェインには体温を下げる効果があるので、飲み物にも注意が必要です。ココアには血行を促進させる効果のある成分が含まれているそうです。<br><br></p><h3 id="ha214098e44">まとめ</h3><p><br>厚着や涼しい格好など、社員の個人努力でなんとか凌いでもらっているオフィスの寒さ、暑さ対策ですが、会社側が努力できることも少なくありません。会社・社員双方が頼りきりにならず、それぞれの歩み寄ることが理想的ではありますが、従業員の働く環境を整えることで、生産性も上がり、健康維持にもつながるのであれば、十分に価値のある投資と見ることもできるのではないでしょうか。</p>

比較的に筋肉量が男性よりも少ない女性は、冷え性になることが多いそう。そうした性別の違いや体型の違いなどによって、同じ室内でも寒さや暑さの感じ方は異なります。社員数が多ければ多いほど個々人の要求、理想を完全に叶えることは難しいかもしれませんが、室温について少しでも多くの社員が働きにくさを感じないで済む解決策を紹介します。

冷え性の女性や暑がりの男性にも対応した「働きやすいオフィス」とは! 職場の空調問題を解決する方法

<p>オフィスは社員が働くだけの場所ではありません。お客様や協力会社など、様々な人たちが出入りする場所です。ビジネスマナーとして、来客にはおもてなしが必要であり、空間としてそこを考え抜かれたオフィスは、利便性が高いことは請け合いです。つまり、そんなオフィスであれば、従業員にとっても使い勝手の悪いオフィスになるはずはないという論法です。では、詳しく説明していきます。<br><br></p><h3 id="h66392e71bf">来客に好印象のオフィスが、従業員にとって働きやすいワケ</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/531bc6d457cc4559871b119aa81675bc/21-02.jpeg" alt="" width="1200" height="800"><br>当たり前ですが、来客も社員もオフィスに行かなければ、好印象を持つことも、働きやすいと思うこともできません。それならば同じ「おもてなし」がなされたオフィスに通って、社員が不満になることはなさそうだということは想像に難しくないと思います。<br>来客が好印象を持つと一言でいっても、その要素は様々ですが、その一つひとつが社員にとってもメリットとなるケースが多いということを以下に細かくフォーカスしていきたいと思います。<br><br></p><h3 id="ha1f61bfa21">理由１・来客に好まれるオフィスはアクセスなどに優れた立地にある</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/12419556c93e431885602f16bbba7d2b/21-03.jpeg" alt="" width="1200" height="801"><br>日本には四季があります。唸るような酷暑、凍てつく寒さが辛い真冬、梅雨のゲリラ豪雨など、外に出る機会にそれらと接する機会が多くなる訳です。それがたとえば「駅ビル直結」や「駅から徒歩１分」のような立地にあれば、来客はそれらの季節的な不都合にさらされる機会を少なく済ませることができます。<br><br>打ち合わせや商談終わりに、同じビルないし駅周辺の飲食店でランチをして帰るようなシーンに便利な環境であればなお良いでしょうし、電車やバスの乗り合わせが便利だとしたら、次の予定などの都合もつけやすいというのもメリットです。ここに挙げたすべてのメリットは、言わずもがな、社員の通勤や休憩、移動にも同じことが言えます。<br><br>また、ブランディングという意味でも立地は大切です。業種や業界などで、たとえば「IT系だったら○○○」というような、その界隈で認められた企業などが集まる立地にオフィスを構えられているとしたら、来客としては信頼感につながるでしょうし、社員としては、そこで働くことを誇らしく思えるようになるでしょう。<br><br></p><h3 id="h4008ee2d54">理由２・コーポレートアイデンティティ(CI)を落とし込んだオフィスは商談をしやすい</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/65d595dc0571473c82765c9a783ba741/21-04.jpeg" alt="" width="1200" height="675"><br>CI(企業文化)やコーポレートカラー、サービスや商品などのイメージを落とし込んだエントランスや応接室などの来客を迎え入れる空間が、その会社が何者であるかを表します。何らかの商品やサービスを受注したいという中で、そうしたブランディングがオフィスデザインからもわかるようなら、来客としても品質やこだわりなどが想像しやすくなるはずです。<br><br>特にエントランスは来客にとって、最初のタッチポイントとなります。そこにミッション・バリュー・ビジョンなどのメッセージを直接ビジュアル化したり、これまでのサービス・商品を展示してみたりと、自社を知ってもらう場とできます。<br><br>そうしたイメージを持ってもらえるなら、そこで働く営業などの社員も話の入り口を見つけやすく、話自体にも信憑性を持たせやすくなると思います。また、社員自身が自社の理解を深める機会ともなります。来客には、あえてオフィスを見てもらうぐらいの心の余裕を見せると、その自信がプラスに働くこともあるかもしれません。<br><br></p><h3 id="h913aecd07b">理由３・セキュリティ意識の高いオフィスはお客様も働く社員も安心できる</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/66f55a4693c640c6b3466ca5decef731/21-05.jpeg" alt="" width="1200" height="801"><br>オフィスは社内外の人間が出入りする機械のある空間です。機密情報など絶対に外部に漏れてはいけない情報も扱うことがあるため、その管理意識は来客も気になるところです。エントランスは人員の入退室を管理・制限できるものになっているかなどは基本として、ゾーニングなども大切な要素です。<br><br>大雑把に分けるとしても、来客などの社外の人間が踏み入ることができるエリア（エントランス・会議室など）、社員なら誰でも立ち入ることができるエリア（執務室・会議室・休憩室など）、限られた人間または許可を得ないと立ち入ることができないエリア（サーバールーム・社長室など）<br><br>例えば、エントランスのすぐ横にサーバールームがあるようなレイアウトだとしたら、情報管理という意味では大きな欠陥があるオフィスと言わざるを得ません。そうした事態を避けるためにもゾーニングの段階でこの両者は遠くに離す必要があります。最低限こうした配慮ができている会社とこそ来客は発注・協力などの関係性を結びたいと思うはずです。<br><br>社員一人ひとりは当然、情報管理の徹底に心がけなければなりませんが、環境として情報漏洩をしてしまいにくい環境が整っていればこそ、管理することに神経質になりすぎることなく働けるというもの。社員のリソースは限られているわけですから、可能な限り業務に向き合える環境を整えてあげることが、働きやすさにつながっていきます。<br><br></p><h3 id="ha214098e44">まとめ</h3><p><br>ここまでに挙げた通り、来客をもてなすことができるオフィスは、社員が働きやすい、またはパフォーマンスを上げやすいオフィスになる条件が揃っていることをわかってもらえたのではないでしょうか。しかし、好立地に求める広さの空室を探すことも、ブランディングやセキュリティを意識した設計、ゾーニングを行うことは素人には難しいことです。ぜひ、オフィスデザインのプロの活用を検討してみてください。</p>

オフィスは社員が働くだけの場所ではありません。お客様や協力会社など、様々な人たちが出入りする場所です。ビジネスマナーとして、来客にはおもてなしが必要であり、空間としてそこを考え抜かれたオフィスは、利便性が高いことは請け合いです。つまり、そんなオフィスであれば、従業員にとっても使い勝手の悪いオフィスになるはずはないという論法です。

来客に良い印象的を持たれるオフィスが従業員にとっても働きやすいオフィスになる３つの理由

<p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/c35814b43eee40fc9678df55644645b2/17-1.jpeg" alt="" width="1200" height="800"><br><br>緊張感を持って働くことも大事です。しかし、リラックスして働ける方がパフォーマンスが上がる業務もあり、バランスが必要です。しかし、リラックスできる環境が用意されているオフィスはそう多くはありません。ここでは、リラックスして落ち着いて働けるオフィスのメリットを解説していきます。<br><br></p><h3 id="h34364ff3a1">オフィスがリラックスできる空間としての要素を必要としている理由</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/34aaaee9629f4be7b9faaf8f4d963f8c/17-2.jpeg" alt="" width="1200" height="800"><br>コロナ禍を経験した社会で、会社員は極端な言い方をするとオフィスで働くか、自宅やコワーキングスペース、カフェなどのオフィス以外の場所で働くかを選べるようになりました。オフィスがリラックスできる空間でなければならない理由は、つまりそことの対比です。多くの人にとって自宅とは緊張する場所ではないわけですから、リラックスして落ち着いて働きたいというニーズを持つ社員にとって、それができないオフィスは働く場所として選ばれないのは当然ではないでしょうか。<br><br>むしろ家でできないことができてこそ、オフィスに通勤する意味・価値が出てくるわけですから、そもそも劣後しているポイントを作るわけにはいかないのです。だからこそ、オフィスにはリラックスして働ける空間がマストとなってきているのです。<br><br></p><h3 id="h880f59f095">オフィスでリラックスを実現するためにマストで必要な機能・設備とは</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/4e7c573b185f4c6e9c3183411aaca349/17-3.jpeg" alt="" width="1200" height="801"><br></p><h4 id="h39f4aa57c8">休憩室（リフレッシュルーム）の併設</h4><p>家やカフェなど、リモートで働く上で最大のメリットは集中力の途切れ、疲れを感じた時に、その場で休憩モードに入れること（会社は休憩しすぎないように成果などで、仕事を評価する必要あり）。しかし、オフィスで働く中でそんなことをしていたら、社員は白い目で見られる、または白い目で見られると思って休憩することができない（昼休憩は除く）のがオチ。<br><br>そこで、会社側が「“合法的に”ここは休んでいい場所ですよ」という空間を設けることで、休憩に対するハードルは下がります。高く飛ぶためには一回しゃがみ込むことも必要になるのです。<br><br></p><h4 id="hb4e3c755c7">オフィス内の働く場所を自由に変えられる</h4><p>いわゆる「ABW」が可能なオフィスです。社員が業務内容に合わせて働く環境を選べます。たとえば、「午前中は企画のアイデア出したいからファミレス席でチームのメンバーと一緒に座り、午後は企画書に落とし込むため集中ブースで一人で仕事する」ようなことです。<br>業務内容によって、それぞれに異なる障壁やストレスがあったりする訳ですから、各業務を行いやすい環境を用意することで、メンタル的な自由を社員に与えて働いてもらうことも大切です。<br><br></p><h3 id="hd546748759">オフィスでリラックスするために「あればより良い」機能・設備</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/51b5a3cf1ccc4592a5362510e6e086fb/17-4.jpeg" alt="" width="1200" height="800"><br></p><h4 id="h8721068269">植物などの緑を増やし、緑視率を高める</h4><p>緑視率とは、視界に占める緑の割合のことです。それにより集中力を高めたり、ストレス軽減ができたり、眼精疲労の回復に効果があると言われています。緑視率は10〜15%が最適と言われており、高めすぎると良くないそうなので注意は必要。ストレスフリーとまではいかなくとも、その効果を期待できるのであれば、取り入れる価値はあると思います。<br><br></p><h4 id="h184b08cfcf">スタンディングデスク、リクライニング性能の高いチェアなどのオフィス家具</h4><p>オフィスチェアで背筋をピンと伸ばして働くことが悪い訳ではありません。ただ、ずっと同じ体勢や姿勢で働くと、こりや痛みとなって働きにくくなることもあります。座りすぎで腰が痛い、首が痛いなどの症状があると、パフォーマンスは低下してしまいかねません。<br><br>そこで疲れを感じたら、立って仕事ができたり、リクライニング性能を生かして姿勢を変えてみたりできることで、そんな非効率性を解消できるなら、コストパフォーマンスも悪くないのではないでしょうか。会社によっては横になってパソコン作業ができるようなスペースを取り入れるところもあったりします。<br><br></p><h3 id="h831af5e401">気軽に雑談などもできるマグネットスペース</h3><p><br>オフィスにいる間、仕事のことしか考えず、会話も雑談禁止だと、息苦しくてリラックスどころではありません。同僚、先輩後輩などと時にはたわいもない話をするなどの息抜きだって必要です。そこでオフィスの機能として必然的に人が集まってくる複合機の側、ウォーターサーバーの横などにスタンディングデスクやベンチなどがあれば、偶発的なコミュニケーションが生まれやすくなります。<br><br>もちろん、雑談してもらって気分転換を図ってもらって一向に構わない場所として提供するのですが、部署や役職などに囚われないコミュニケーションによって、思わぬアイデアが生まれる可能性もあるでしょう。<br><br></p><h3 id="ha214098e44">まとめ</h3><p><br>オフィス環境に求められる要素は、文化、技術、社会情勢など、さまざまな要素によって変化します。そういう意味で2022年現在は、大きな転換点の真っ只中と言えるかもしれません。今、オフィスは自宅などと並んで社員が選択する働き場となってきています。そこで社員に選ばれないオフィスを維持し続けるぐらいなら、減床することも前向きな判断となるでしょう。今オフィスを構えるすべての企業に変化が求められており、そこで変化に順応できてこそ業績・採用などあらゆる面でライバル企業と差がつくのかもしれません。</p>

緊張感を持って働くことも大事です。しかし、リラックスして働ける方がパフォーマンスが上がる業務もあり、バランスが必要です。しかし、リラックスできる環境が用意されているオフィスはそう多くはありません。ここでは、リラックスして落ち着いて働けるオフィスのメリットを解説していきます。

リラックスし、落ち着いて仕事ができるオフィスとは？ ワークスペースの見直しや休憩室の活用で実現

<p>社内コミュニケーションが上手くできている方が、労働環境として良いのは言うまでもありません。人には走るのが遅い人もいれば速い人もいるように、コミュニケーションの得意、不得意にも個人差があります。もちろんそこには個人の成長、そのための一定の努力は必要ですが、それがある前提の上で、企業もその成長を促しやすい環境を用意するべき。では、オフィスは社内コミュニケーションを円滑にするためにどのようなことができるのか。詳しく見ていきましょう。<br><br></p><h3 id="hb9627ec46e">コミュニケーションが上手くいかないことによる問題点</h3><p><br>コミュニケーション不足もある程度の経験や時間の経過、訓練を積むことで、一定の成長と改善は見られるものの、その成長を待てずに社員が辞めてしまうことも頻繁に起こっています。これは雇用者、被雇用者双方にとっての損失。たとえば、長期の労力を掛けて採用した新卒社員が、成長する前に辞めてしまっては、採用担当者の労力は水泡に帰すというものです。なぜなら、少子高齢化は進む一方の日本社会において、人材獲得と人材流出を阻止することは企業にとって、大切な項目となるからです。<br><br></p><h3 id="h8ab46769ac">コミュニケーションが上手くいかない理由</h3><p><br>相手が上司であろうと、同僚であろうと、コミュニケーションが上手くいかない理由は大きく2つに分かれます。それは「相手に起因する」のか「自分に起因する」のかです。理想論としては、相手を「自分」で変えることは簡単ではありませんので、自分がどうする対応するかで、改善できることは多そう。しかし、それができるのであれば誰も悩んだりしないことでしょう。<br><br>ですが、自分に起因する場合の原因がわかっているならば、対策を取れる可能性があるのも事実。例えば上司に相談すると、「こんなこともわからないのか」と怒られてしまうかもしれない。「同僚たちの前で怒られたくない」。そんな感情によってコミュニケーションが取りづらくなり、悪循環に陥っているという人もいます。<br><br>このケースをもっと深掘りして「こんなこともわからないのか」と言われてしまう不安はどこから来ているのかを考えると、恐らく最初の業務説明等のタイミングで理解を深めるための質問ができていなかったということもありえるでしょうし、そもそも、「どういうところで怒る人なのか」すらわかっていない、関係値の不足から不安を感じているということもあると思います。結局のところは、対話不足によってコミュニケーションが上手くいかないという連鎖が起こっているのだと考えられます。<br><br></p><h3 id="ha13996d36b">コミュニケーション不足の解消のために、会社ができること</h3><p><br>前述のケースの場合、会社がそれを回避するためにできることとして、「十分に会話ができる空間」や「第3者の存在を意識せずに済む空間」を用意することができたでしょう。<br><br>また、オフィスは社員が1日の三分の一にあたる時間を過ごす場所ですから、仕事のこと以外の会話、コミュニケーションも発生します。そうした“雑談”によって、上司や同僚のパーソナルな部分を知ることができれば、関係値も深まるというもの。また、そこでの会話が新たな事業へのアイデア、ヒントとなることもありえる（セレンディピティ）訳ですから、普段のワークスペースとは異なる環境を用意することは、今後の個の活躍を期する意味でも有益な空間となるはずです。<br><br>人間の得意不得意はさまざまなので、社員の数に応じた施設を用意することは難しいですが、多目的に使える空間などを用意することである程度の汎用性高さを担保できるようになります。<br><br></p><h3 id="ha140c20590">コミュニケーション不足解消のためにオフィスが提供できる空間</h3><p><br>「十分な数のミーティングルーム」<br>社員数が多ければ多いほど、1日の来客数が多ければ多いほど、ミーティングルームの予約は一杯になり、いわゆるミーティングルーム難民が増えてしまいます。効率的な運用ルール、予約システム導入などとともに、一定数の量を用意してあげると良いでしょう。<br><br>「カフェスペース」<br>会話をするにも、カフェのような心落ち着く空間は自身をリラックスさせ、対話をしやすい環境となるでしょう。周囲には、そこで仕事をしている人もいますので、スペースの利用上のルール決めなどは必要になるでしょう。<br><br>「多目的に使えるオープンスペース」<br>ちょっとしたプライベートな話をするとき、ミーティングルームが予約で埋まっている場合など、自由度高く利用できるスペース。半個室的なファミレス席のように、しっかりした空間を設けるのも良いですし、空いているスペースにテーブルと椅子を用意した簡易なものでも役立ちます。<br><br>「ビジネスチャットツール」<br>リアルな空間に限らず、オンライン上の対話空間もコミュニケーション不足を解消する有効なツールとなります。ただし、文字面だけでは相手の表情まで読み取ることはできないため、だからこそ実空間であるオフィスの存在は重要性をましているのも事実です。<br><br></p><h3 id="ha214098e44">まとめ</h3><p><br>結局のところ、コミュニケーションが上手くいかない原因は「コミュニケーションが不足しているからこそコミュニケーションが取りずらくなってしまう」ということですが、冒頭に述べたようにコミュニケーション力は人それぞれですし、オフィス内では必要以上に空気を読んでしまって「会話がしにくい」ということも起きています（「シーンとしていて質問しづらい」など）。それならば、企業はもっとオフィス環境で会話を誘発させるための努力をしても良いはずです。オフィスはただワークスペースがあれば良い空間ではないと認識すべきでしょう。</p>

社内コミュニケーションが上手くできている方が、労働環境として良いのは言うまでもありません。人には走るのが遅い人もいれば速い人もいるように、コミュニケーションの得意、不得意にも個人差があります。もちろんそこには個人の成長、そのための一定の努力は必要ですが、それがある前提の上で、企業もその成長を促しやすい環境を用意するべき。では、オフィスは社内コミュニケーションを円滑にするためにどのようなことができるのか。詳しく見ていきましょう。

上司や同僚とのコミュニケーションが上手くいかない。そんな社員の悩みを解決するオフィス

<p><br>従業員エンゲージメントという考え方が、意識されるようになってきました。<br>言葉の意味は、端的に言えば従業員の「Ｉ love company」という姿勢・意識です。<br>ここでは、オフィス環境、デザインからも、従業員に「会社に貢献したい」と思ってもらうためのアプローチができるのではないか、という部分に言及していきます。<br><br></p><h3 id="h9e2b3c9fce">従業員エンゲージメントとはどんな効果がある</h3><p><br>従業員エンゲージメントとは、つまり「Ｉ love company」「会社に貢献したい」という従業員たちの姿勢です。<br>「従業員満足」「モチベーション」「ウェルビーイング」これらを提供できてこそ、<br>組織と従業員のベクトルが一致し、業績との相関関係も高まっていきます。それに伴って「離職率の低下」「採用費の削減」「企業業績の向上」を図ることが期待できます。<br>しかし、I love companyという精神は、何の施しもないところには生まれません。<br><br>オフィスワーカーにそんな感情を抱いてもらうためには、会社からの施しが必要になります。<br>そしてオフィス環境、デザインが、その一助となることは可能だと考えます。<br><br></p><h3 id="hf160e6d09a">従業員エンゲージメントが求められる背景</h3><p><br>日本の人口は減少の一途で、高齢化に伴って労働人口も年々減ってきています。<br>挙げていったらキリがありませんが、それら負のスパイラルにより、企業の生産性は低下しています。<br><br>そんな中で、これからの企業は労働力の確保や採用強化が命題となるでしょうし、せっかく迎え入れた人材には、<br>優秀であればあるほど長く働き続けてほしいと考えるのが普通だと思います。<br><br>少し話は逸れますが、「返報性の原理」という言葉を知っていますか？ <br>これは「相手から受けた好意や敵意などのアクションに対して、「お返しをしたい」と感じる人間にとってごく自然な心理」のことです。<br><br>かつての日本社会には、終身雇用の文化が根付いて、従業員にとっては、語弊を恐れずに言うなら、<br>新卒として入社してから、定年を迎えるまで面倒を見てもらえる、という環境がありました。<br><br>だからこそ、従業員は「会社に貢献したい」という意欲も芽生えたでしょうし、「I love company」と思えたのではないかと思います。<br><br>現在の日本において、終身雇用はほぼ崩壊したといっても過言ではなく、<br>先述の返報性の原理は成り立たなくなりました。つまり、会社と従業員の間に「LOVE」が存在しなかったのが、<br>バブル崩壊以降から近年までの日本の働き方です。<br><br>人口減少による日本経済の縮小、労働人口の減少という逆風の中で、<br>終身雇用に変わる「I love company」をもう1度作っていくのが従業員エンゲージメントという考え方です。<br><br></p><h3 id="ha084425078">オフィス環境に従業員エンゲージメントを取り入れたケースと得られるメリット</h3><p><br>case1 フリーアドレス・マグネットスペースの設置<br><br>フリーアドレスによって、オフィス内の自由な場所で働けるとしたら、<br>例えば部署間を跨いだ業務が必要な場合、その都度寄り添って働くことができますし、<br>フリースペース、マグネットスペースのような空間があることで、日々意見を交わしている人物たちとは異なるアイデアなどに触れる機会などにも恵まれます。<br><br>そうした環境で働けるからこそ、評価、賞賛されることもあるのではないでしょうか。<br><br>case2 ABWの実現<br><br>従業員が働く場所（オフィス内外にとらわれず）や時間を、業務内容やその時の気分などに合わせて、<br>自由に選択することができる働き方（ABW）を設けるだけでも、様々なメリットがあります。<br><br>都心の勤め先に通う近隣県在住の従業員にとっては、出勤時間が選べるだけでも、満員電車に乗る負担は減りますし、<br>そもそも在宅ワークが可能なら、より働きやすくなる可能性があります。<br><br>コロナウイルスによって必要になった感染症対策などへのリスクヘッジができてこそ、<br>ニューノーマルに対応できるのではないでしょうか。<br><br>case3 カフェスペースの設置<br><br>コーヒーがリラックスや精神的なリフレッシュを図るのには有効ということは有名です。<br>もちろんそうした直接的効果によって生産性が向上することもありますが、<br>そこに人が集まってくることで得られるイノベーションもあるでしょう。<br><br>しかも、リフレッシュした頭でもって交わされる会話の中からは、<br>より質の高い意見が出てくるのではないでしょうか。<br><br>case４ オフィス内託児所機能の新設<br><br>例えば、優秀な女性社員が出産と子育てで働けなくなったとしたら、<br>それは企業にとっては損失です。その女性社員自身も「本当は働きたい」と思っていたとしたら、<br>両者にとって望まない状況となってしまいます。仮に企業内託児所があったなら、その女性の休業は最小限で済んだでしょうし、<br><br>新たな人材確保も必要もなくなります。女性従業員としては、その先第二子を望みやすいはずです。<br><br></p><h3 id="ha214098e44">まとめ</h3><p><br>多様性を認める社会においては、「何のために働くのか」「個々の働きがい」など、従業員それぞれに独自の考え方があり、<br>それらに対応できればできるほど、働きやすさを感じられると思います。<br><br>そうした働きやすさが、従業員個々人の自己実現につながれば、後々、返報性として会社にフィードバックされるはずです。</p>

ここでは、オフィス環境、デザインからも、従業員に「会社に貢献したい」と思ってもらうためのアプローチができるのではないか、という部分に言及していきます。

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