オフィスに合った会議室のサイズとレイアウトを考える

#オフィスレイアウト

会議室設計で業務効率を上げる

会議室は、経営者の皆さまや従業員の皆さまが集まり、重要な決定を下したり、情報を共有したりする場です。そのため、目的や人数に応じた適切なサイズやレイアウトの設計が必要不可欠です。しかし、多くの企業では「必要以上に大きい会議室」や「利用目的に合わないレイアウト」が原因で、空間を無駄にしてしまうケースがあります。
 
本記事では、用途や規模に合った最適な会議室設計のポイントを株式会社SPACE PRODUCEがご紹介します。
 

会議室設計を考える3つの基本要素

会議室を計画する際には、次の3つの基本要素を押さえることが大切です。
 

1. 用途に合わせたサイズを選ぶ

会議室の大きさは、利用目的や想定人数によって適切なサイズを選ぶことが重要です。例えば、少人数の打ち合わせ用には4~6人用の小型スペースが適しており、1対1の面談やオンライン会議では、さらにコンパクトなスペースでも十分です。一方で、全社的な会議や大人数が集まる場には、20人以上が収容できる広めのスペースが必要になります。
 
従業員の人数に対して会議室が不足していると、予約が集中して利用しづらく、結果としてオフィス全体の業務効率が低下することがあります。そのため、事前に利用する人数や目的を把握し、適切な配置計画を立てることが大切です。
 

2. レイアウトで効率性と快適さを両立させる


会議室のレイアウトは、会議の種類や目的に応じて柔軟に変更できる設計が理想です。以下のレイアウト例を参考に、適切な形を選びましょう。

​•​対面型レイアウト

少人数の打ち合わせやアイデア共有に最適です。テーブルを中心に向かい合わせで座ることで、スムーズな意見交換が可能になります。

​•​シアターレイアウト

プレゼンテーションや社内セミナーのような情報共有が主目的の場合におすすめです。全員が発表者の方向を向くことで、効率的に情報を伝えられます。

​•​U字型レイアウト

討論や参加型の会議に適しており、全員の顔が見える配置でコミュニケーションが活発になります。

​•​フレキシブル型レイアウト

可動式のテーブルや椅子を用意することで、会議内容に応じて自由にレイアウトを変更できるのが特徴です。さまざまな用途に対応するため、スペースを有効活用できます。
 

3. 快適性を重視した環境づくり

快適な会議室は、効率的な議論や集中力を生み出します。そのためには、以下の点に配慮することが大切です。
 

照明

自然光を取り入れる窓の配置や、照明の明るさを調整できる機能を取り入れることで、目に優しい空間を作りましょう。会議の種類によっては、プレゼンテーション時にプロジェクターを使う場合もあるため、光量をコントロールできる環境が理想です。
 

温度・空調

長時間の会議では、適切な温度管理が欠かせません。エアコンや空気清浄機を効果的に配置することで、室内の快適性を向上させましょう。
 

吸音対策

会議室は声が響きやすい空間になりがちです。吸音材を壁や天井に取り付けることで、音の反響を防ぎ、快適な音環境を提供できます。
 

会議室設計で業務効率が向上する理由

適切な会議室の設計は、従業員の皆さまの働きやすさや業務効率の向上に直結します。その理由を具体的に見ていきましょう。

​1.​時間とスペースの無駄を減らせる

用途や規模に応じた会議室を用意することで、「大人数の会議室を少人数で使う」「予約が集中して利用できない」といった無駄を削減できます。

​2.​集中力を高められる

照明や吸音対策、空調などの環境を整えることで、参加者が集中しやすい空間を作り出します。その結果、議論の質が高まり、短時間で効果的な会議が行えるようになります。

​3.​従業員エンゲージメントの向上

快適な会議室は従業員の皆さまにとって「使いやすく居心地の良い場」となり、会社への満足度やエンゲージメント向上にもつながります。

 

最後に

会議室は、業務の中核となる重要なスペースです。用途や人数に応じた適切なサイズやレイアウトの設計は、効率的な会議運営や快適な労働環境を実現するための鍵となります。また、照明や空調、吸音対策といった細部にも目を配ることで、利用者全員が満足できる空間を提供できます。
 
ぜひお問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。株式会社SPACE PRODUCEでは、働く方のエンゲージメント調査やヒアリングを実施し、ただの設計・内装作業にとどまらず、経営者、従業員の皆さまにとって、より良いオフィス空間をご提供いたします。