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<p>従来の会議室を現代のハイブリッドオフィスに適応させるためのデザインアイデアを紹介し、対面およびリモート会議の両方に対応できるようにするための6つのヒントを株式会社SPACE PRODUCEが解説します。<br>&nbsp;</p><h4 id="h34d749b834">なぜモダンな会議室が必要なのか</h4><p>時代は変わりました。業種にもよりますが、多くの従業員が週に一度は在宅勤務を行い、完全に在宅勤務をしている人も増えています。これだけ多くの人々が在宅勤務をしており、多くの従業員がハイブリッド勤務体制を支持しているため、会議室の在り方も見直す必要があります。<br>&nbsp;<br>ハイブリッドミーティングとは、一部の従業員がオフィスに出勤し、他の従業員がオンラインで参加する会議のことです。モダンな会議室は、その使用目的に合わせたデザインが必要です。例えば、トレーニングルームやビデオ会議室にはインタラクティブホワイトボードや教室風のデスク配置を取り入れると効果的です。また、チームルームには、平等性と協力を促進するためにU字型のテーブルや円卓を配置することが考えられます。この記事では、モダンな会議室を作るための6つのヒントをご紹介します。<br>&nbsp;</p><h3 id="h2f3bcc8bbe">1. 音響を考慮する</h3><p>オフィスでの会議とリモート会議が同時に行われる場合、全員が問題なく参加できるように、カメラやスピーカー、マイクの配置を工夫する必要があります。また、少人数で行う会議用の小さなスペースでは、外の音が入らないように防音対策をしましょう。<br>&nbsp;<br>音を吸収するパネルの見た目が気になる場合は、エコフレンドリーな植物の壁やデザイン性のある音響パネルを試してみてください。植物の壁は見た目にも美しく、騒音を軽減する効果もあります。音響パネルは、会社のブランドカラーに合わせてカスタマイズすることも可能です。<br>&nbsp;</p><h3 id="h7aff396844">2. 柔軟でモジュール式のインクルーシブな家具を使用する</h3><p>大きな会議テーブルや会議室は見た目には素晴らしいですが、頻繁に使用しない場合は実用的ではありません。柔軟なオフィスレイアウトとモジュール式の家具を取り入れることで、スペースを最大限に活用できます。壁の仕切りを使用して、スペースを2つの小さな会議室に分けることもできます。<br>&nbsp;<br>家具については、モジュール式の二人掛けテーブルを使用して、一つの大きな12人掛けの会議テーブルを形成することができます。長時間の会議でも従業員の生産性を向上させるために、エルゴノミクスに配慮した家具を選ぶことも重要です。また、スタンディングデスクは、車椅子使用者にとっても便利で、デスクの高さを調整することで使いやすくなります。<br>&nbsp;</p><h3 id="h483e73d56d">3. シンプルな白い壁よりもカラフルなテーマの部屋を選ぶ</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/fc205a8cd09a48debbf7af8cfe2212e2/%E8%A8%98%E4%BA%8B_20240624_%20%E3%83%A2%E3%82%BF%E3%82%99%E3%83%B3%E3%81%AA%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E5%AE%A4%E3%82%92%E4%BD%9C%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E5%AE%9F%E8%B7%B5%E7%9A%84%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%99%E3%82%A2_2.png" alt="" width="1792" height="1024"><br>無機質な白い壁と厳しい照明は、人々を歓迎することも、創造力を刺激することもありません。適切なアート作品や装飾を選んで空間をエネルギッシュにするか、特定のテーマに基づいて会議室をデザインすることで、この問題を簡単に解決できます。<br>&nbsp;<br>会議室のテーマを選び、そのテーマに基づいて部屋をデザインすることも、会議室をより魅力的にする方法です。従業員と一緒に会議室の名前を考えることで、彼らの興奮を引き出し、全員が気に入る会議室を確保できます。例えば、「企業のブランド名やサービス名」といった名前は、「会議室1」といったその無機質なネーミングよりも創造性を促進します。<br>&nbsp;</p><h3 id="h7220f4ab17">4. スマート会議室への投資</h3><p>リモートで働く人が増える中、雇用者はリモート社員の参加意欲を維持するために工夫が必要です。視覚的なサポートがない会議は退屈になりがちですが、スマート会議室を導入することで、参加者が重要な話題を視覚的に共有しやすくなります。<br>&nbsp;<br>最新のビデオ会議技術やインタラクティブホワイトボードを備えたスマート会議室は、全員が参加しやすく、協力的な会議を実現します。以下のようなツールや設備を追加することで、リモートやオフィスで働く従業員が会議に積極的に参加できるようになります。<br>&nbsp;<br>​•​インタラクティブホワイトボード<br>​•​会議用電話<br>​•​ウェブカメラ<br>​•​マイクロフォン<br>​•​ケーブル整理用アクセサリ<br>​•​会議室の案内表示やディレクトリ<br>​•​お客様や訪問者が会議室を見つけやすくするためのサイン<br>&nbsp;<br>スマート会議室は、これらの設備を活用して、全ての参加者が効果的にコミュニケーションを取れるように設計します。<br>&nbsp;</p><h3 id="had894f4c61">5. 簡単に予約できるようにする</h3><p>どれだけ会議室を改善しても、従業員が会議室を利用できなければ意味がありません。会議室の予約ソフトウェアを導入することで、従業員が簡単に会議室を見つけて予約できるようにしましょう。<br><br></p><h3 id="ha25048102c">6. 適切なサイズにする</h3><p>会議室のサイズは、参加者全員が快適に過ごせるようにするために重要です。以下は、モダンな会議室を作る際の大きさの一例です。<br>&nbsp;<br>​•​1～2人：2.5～5平方メートル<br>​•​3～6人：10～15平方メートル<br>​•​7～9人：15～20平方メートル<br>​•​10～20人以上：30～50平方メートル以上<br>&nbsp;<br>小規模な打ち合わせや1対1のミーティングには、小さな会議室が適しています。一方、大規模なプレゼンテーションや部署全体の会議には、より広いスペースが必要です。<br>&nbsp;<br>会議室の使用頻度や実際の利用状況を確認し、必要に応じて最適なサイズとレイアウトを決定することが大切です。これにより、スペースの無駄を減らし、従業員が快適に利用できる会議室を作ることができます。<br>&nbsp;</p><h3 id="ha214098e44">まとめ</h3><p>多くのオフィス会議室は、いくつかの改善を加えることで大きく変わります。モジュール式のレイアウトや家具、ハイブリッドワーク対応のテクノロジー、アートなどのアクセントを取り入れることで、会議室をより現代的で機能的にすることができます。企業がハイブリッド勤務体制に移行する中で、会議室も新しい働き方に合わせてアップデートする時が来ています。<br>&nbsp;<br>会議室をモダンにすることで、従業員の生産性とエンゲージメントが向上し、企業全体の成功につながるでしょう。<br></p>

従来の会議室を現代のハイブリッドオフィスに適応させるためのデザインアイデアを紹介し、対面およびリモート会議の両方に対応できるようにするための6つのヒントを株式会社SPACE PRODUCEが解説します。

モダンな会議室を作るための実践的アイデア

<p>理想のサロン空間を創出するためのデザインは、お客様の満足度を高める重要な要素です。本コラムでは、お客様と従業員の双方に心地よい空間を提供するための革新的な装飾アイデアを株式会社SPACE PRODUCEがご紹介します。<a href="https://spaceproduce.jp/Beauty.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">こちら</a>のポートフォリオページも是非ご覧ください。<br><br>&nbsp;</p><h3 id="hbd1c8aa6a4">1.自然の温もりを取り入れた空間作り</h3><p>自然の温もりを取り入れた空間作りでは、サロンを訪れるお客様に癒しと安らぎを提供するための具体的な手法が重要になります。まず、壁面や床材には、木の温もりを感じられるナチュラルな素材を選びます。例えば、柔らかな光を通す木製ブラインドや、手触りの良い無垢材の床が、心地よい空間を創出します。また、室内に小川のせせらぎや鳥のさえずりといった自然の音を取り入れる音響設備を導入することで、都市部にいながらにして森林浴のような体験をお客様に提供できます。<br>&nbsp;<br>緑豊かな植物は、空気を浄化し、空間に生命力を吹き込みます。特に、メンテナンスが容易な観葉植物を strategically 配置することで、サロン内を明るくし、自然とのつながりを感じさせることができます。水耕栽培されたハーブや小さな垂直庭園を設けることも、限られたスペースを有効活用しながら、訪れる人々に新鮮な驚きを提供します。<br>&nbsp;<br>さらに、自然光を最大限に活用することで、サロン内の雰囲気を一層豊かにします。大きな窓を設置し、直射日光が強すぎないよう適切な日よけを配慮することで、柔らかくて温かみのある光が空間全体を包み込みます。これらの手法を通じて、サロンはただの美容施設ではなく、お客様にとって心からリラックスできる特別な場所となるでしょう。<br><br></p><h3 id="h50421a4332">2.色彩で魅せるブランドイメージ</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/c838899e33c44ea2aeed7763c5fb5fce/%E8%A8%98%E4%BA%8B_20240323_%E3%82%B5%E3%83%AD%E3%83%B3%E7%A9%BA%E9%96%93%E3%82%92%E5%BD%A9%E3%82%8B%E3%83%86%E3%82%99%E3%82%B5%E3%82%99%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%99%E3%82%A2_2.png" alt="" width="1792" height="1024"><br>色彩で魅せるブランドイメージの構築は、サロンの個性と親しみやすさを形作る上で不可欠です。鮮やかな色彩は顧客の心を動かし、記憶に残りやすくします。まず、サロンのブランドイデンティティを反映する基調色を選定し、それをサロンの内外装に巧みに取り入れることから始めます。例えば、落ち着いたパステルカラーはリラックスした雰囲気を醸し出し、ビビッドな色合いはエネルギッシュな印象を与えます。<br>&nbsp;<br>色彩の心理効果を利用することも重要です。青色は信頼と安心感を、緑色は癒しと安らぎを、黄色は活気と楽観を象徴します。これらの色を待合室や施術エリアに適切に配色することで、顧客の感情にポジティブな影響を与えることができます。さらに、アクセントカラーとしての使用も効果的です。例えば、クッションや壁の一部にアクセントカラーを取り入れることで、空間にリズムと鮮度を加えることができます。<br>&nbsp;<br>色彩計画においては、照明との相互作用も重要です。自然光の下での色の見え方と人工照明下での見え方は異なるため、照明計画と色彩選定は密接に連携させる必要があります。特に、施術エリアでは顧客の肌色を自然に美しく見せるための照明と色彩の組み合わせが求められます。<br>&nbsp;<br>これらの手法を駆使してサロン全体に統一感のあるカラーパレットを構築することで、ブランドイメージを強化し、顧客に強烈な印象を残すことができます。色彩はサロンの魅力を引き立てる最も効果的なツールの一つであり、それを戦略的に活用することが、成功への鍵となるでしょう。<br><br></p><h3 id="h7193d4ccf0">3.ステートメントウォールで個性を表現</h3><p>ステートメントウォールで個性を表現することは、サロンの独自性を際立たせる効果的な方法です。このデザイン手法では、壁の一面を利用してサロンの個性やコンセプトを表現し、訪れる顧客に強烈な印象を与えます。実装に際しては、壁面を活用した大胆なグラフィックデザイン、インパクトのある色使い、またはサロンの理念を象徴するアートワークの展示が鍵となります。<br>&nbsp;<br>まず、サロンのブランドイメージやコンセプトに沿ったテーマを決定し、それを反映するビジュアルを選択します。例えば、自然をコンセプトにしている場合、壁面には緑豊かな植物の壁画やフォトグラフィーを取り入れることができます。また、モダンかつ洗練されたイメージを目指す場合は、幾何学模様や抽象的なアートが適しています。<br>&nbsp;<br>次に、ステートメントウォールをさらに引き立てるために、照明の工夫も重要です。壁面のアートワークを最適な角度から照らし出すことで、視覚的なインパクトを増大させることができます。また、壁面を利用したインスタレーションや、立体的なデザイン要素の追加も、空間に深みと動きを与える手段となります。<br>&nbsp;<br>さらに、ステートメントウォールは顧客のSNS映えする写真撮影スポットとしても機能します。サロンのハッシュタグを壁面に盛り込むことで、顧客が撮影した写真を通じての口コミ拡散を促進することが可能です。このようにして、ステートメントウォールはサロンのマーケティングツールとしても活用できます。<br>&nbsp;<br>これらの具体的な手法を通じて、ステートメントウォールはサロン内で最も記憶に残る特徴的なスペースとなります。個性的で思い出に残るデザインは、顧客のリピート訪問を促し、新たな顧客を引き寄せる力を持っています。<br><br></p><h3 id="he1a3be2929">4.明るく開放的な空間の創出</h3><p>明るく開放的な空間の創出は、顧客にとって快適で歓迎される環境を提供する上で非常に重要です。この目的を達成するために、自然光の最大限の利用、色彩と素材の選択、そして空間配置の工夫が鍵となります。<br>&nbsp;<br>まず、自然光をふんだんに取り入れることは、空間を明るく見せるだけでなく、心理的にもポジティブな影響を与えます。大きな窓やスカイライトを設置し、可能な限り日光が内部に入り込むようにします。窓の配置は、直射日光が強すぎないよう考慮し、適切な日差しのコントロールができるよう、ブラインドやシェードの選択も重要です。<br>&nbsp;<br>色彩に関しては、壁や床、天井に明るい色を選ぶことで、光を反射させ空間を広く見せることができます。特に、白やクリーム色、淡いグレーなどは、光をよく反射し、清潔感と広がりを演出します。また、ミラーまたは反射材を戦略的に配置することで、さらに空間を広く明るく見せる効果を得られます。<br>&nbsp;<br>空間配置においては、オープンフロアプランを採用することで、部屋の間仕切りを減らし、空間の連続性と開放感を高めます。家具の選択と配置にも注意を払い、圧迫感を与えないスリムなデザインを選び、床の見える面積を多くすることで視覚的な広がりを生み出します。<br>&nbsp;<br>これらの手法を踏まえることで、サロンはただの美容施設を超え、顧客にとって明るく開放的な安らぎの場となります。顧客がリラックスし、次も訪れたいと思うような空間を創出することが、サロンの成功に繋がります。<br><br></p><h3 id="hd299191aa0">5.待合室の快適性に配慮したアメニティの充実</h3><p>待合室はサロンの顔とも言える重要なスペースです。ここが快適であれば、顧客のサロンに対する第一印象が大きく向上します。待合室の快適性を高めるためには、アメニティの充実と細やかな配慮が求められます。<br>&nbsp;<br>まず、座り心地の良いソファや椅子を選ぶことが重要です。長時間の待ち時間も快適に過ごせるよう、肘掛け付きでクッション性の高いものを選びましょう。また、座席の配置にも工夫を凝らし、プライバシーが保たれるよう十分な間隔を設けることが望ましいです。<br>&nbsp;<br>次に、読み物やタブレットなど、待ち時間に楽しめるコンテンツを提供することも大切です。最新のファッション雑誌や健康に関する書籍など、幅広いジャンルの読み物を用意することで、顧客の好奇心を満たすことができます。無料Wi-Fiの提供は、スマートフォンやタブレットを利用する顧客にとっても重要なサービスとなります。<br>&nbsp;<br>また、飲み物サービスは待合室の快適性を格段に向上させるアメニティです。コーヒーマシンや紅茶、ハーブティーなどのセレクションを用意し、冷たい飲み物と温かい飲み物の両方を選べるようにすることで、顧客のニーズに柔軟に対応できます。<br>&nbsp;<br>さらに、季節に応じた快適な室温の管理も重要です。夏は涼しく、冬は暖かく保つことで、顧客がストレスなく過ごせるようにします。これには効果的な空調システムが必要です。<br>&nbsp;<br>これらの具体的な手法を通じて、待合室を顧客がリラックスできる居心地の良い空間にすることが、サロンのブランドイメージを高め、顧客の満足度を向上させる鍵となります。待合室は単なる待機スペースではなく、サロン体験の始まりとなる場所として、その快適性には最大限の配慮が必要です。<br><br></p><h3 id="ha214098e44">まとめ</h3><p>サロンのデザインは、ただ美しいだけではなく、機能的で顧客にとって快適な空間である必要があります。自然素材の使用や色彩の選択、ステートメントウォールの設置、空間の明るさと開放感、待合室の快適性など、各要素を総合的に考慮することで、理想のサロン空間を創出できます。これらのアイデアを活用し、顧客と従業員双方にとって居心地の良いサロンを目指しましょう。</p>

理想のサロン空間を創出するためのデザインは、お客様の満足度を高める重要な要素です。本コラムでは、お客様と従業員の双方に心地よい空間を提供するための革新的な装飾アイデアを株式会社SPACE PRODUCEがご紹介します。

サロン空間を彩る革新的デザインアイデア

<p>クリエイティブオフィスは、「組織の創造性を最大限に発揮できる」空間でなければなりません。そのためには、個人が集中して働くことができる空間と同時に、人と人が交流する中で新たなアイデアが生まれるようなコミュニケーションを図れるスペースが必要になります。ここで後者の「コミュニケーション」を取りながら働ける空間のメリットなどについて見ていきます。オフィスにどのような空間があれば、そうしたコミュニケーションが起こりやすいのか、例とともに説明していきましょう。<br></p><h3 id="h0e9a7bfd52"><br>イノベーションにつながる「セレンディピティ」という考え方</h3><p><br>「テレワークになってから、新しいアイデアが生まれにくくなった」<br>「在宅勤務で、アイデアが煮詰まって困っている」<br><br>コロナ禍でのリモートワークの普及により、顕著になってきたのがコミュニケーションの不足ではないでしょうか？一部の天才的な才能の持ち主ならば、人とコミュニケーションを図らずとも、様々なアイデアが降りてきて、実行に移すことが可能かもしれません。しかし、多くの天才ではない会社員にとって、様々なアイデアの根元は、他者との交流や偶然の出来事であったりします。<br><br>こうした悩みは、偶発的な出会い、交流、コラボレーションの機会があること、何かを探しているときに探しているものと別の価値があるものを偶然みつけることによって解決できるかもしれません（セレンディピティ）。<br><br>■セレンディピティの例「Twitter」<br>いまではSNSの筆頭格の１つとなっているTwitter社(当時の社名はオブビアウス)のTwitterは、社員が遊びで作ったメッセージ交換ツールだったそうです。それが社内で人気を博し、上層部にも知られ、製品として世にリリースされると、やがては社名にもなる一大サービスとなりました。コミュニケーションによって、イノベーションが起きたということ。そこにはきっと「あ、これ良いね」「これはハマるわ」というような、最初の気づきがあったのではないでしょうか。<br><br></p><h3 id="h11f32f2fdc">偶発的なコミュニケーションを起こすマグネットスペース</h3><p><br>マグネットスペースとは、オフィスの中で、部署や役職、年齢など関係なしに人が集まる空間。磁力があるかのように人を、引きつける場所のことです。例えば、複合機やウォーターサーバーの近くなどには自然と人が寄ってくるはずです。そういう場所で、「お疲れさまです」の一言のみのコミュニケーションで終わってしまうのはもったいない。<br><br>周辺に立ち話を始めるきっかけになりそうな、高さのあるテーブル、休憩がてらに腰かけられそうなベンチなどがあると、挨拶以上の会話の入り口となります。大切なのは、従業員たちがそうした共用スペースに向かう動線上かつその場所の近くに、マグネットスペースをレイアウトすることです。<br><br></p><h3 id="hd8d9f77759">従業員間のつながりを強めるカフェスペースやフリースペース</h3><p><br>会社員が自席に縛られず、自由に、落ち着ける空間で働ける方が、アイデアや創造力が掻き立てられるという考え方を基に、カフェスペースやフリースペースをオフィスに設ける企業が増えています。街中のおしゃれなカフェで、パソコンを広げて作業している人たちの存在こそ、その象徴かもしれません。オフィス内にも木目調の内装であったり、家具などで統一し、社員が普段働いているデスク環境とは異なる空間を作ると良いでしょう。<br><br>実際のカフェとの違いは、街中のカフェであれば、そこにいる人たちは全くの他人ですが、社内のカフェスペースにいる人たちは同じ会社の人間。共通のビジョンを基本とした「視点の違う意見」を貰えるでしょう。また、自然発生的に起こるカジュアルなミーティングの場としてもカフェスペースは使えるため、そうした簡易な打ち合わせが起こりやすくなれば、わざわざ空いている時間を見計らってミーティングルームを予約して、数日後に話し合うようなタイムラグが生まれず、スピーディーに仕事が進むことも期待できます。<br><br>リラックスや安心感は、組織、チームとして働く中で、コミュニケーションを円滑にする大切な要素です。社員は一人ひとりが異なる考え方、性格であり、中には自分の意見を伝えるのが苦手、つい我慢してしまうというタイプの人も少なくありません。そうした人が、安心して自分の意見を語り、聞き入れてもらえるような“環境”も必要。それは受け入れ側の人的要素ももちろんですが、カフェスペースなどのように文字通り安心感を得られるような空間も大切になってきます。<br><br></p><h3 id="h86b2eb4a13">オフィス家具の充実で偶然のアイデアを可視化できるように</h3><p><br>マグネットスペースやカフェスペース、誰も自由に使えるフリースペースなど、セレンディピティが起こりうる場所には、その偶然性を生かせるようなオフィス家具も必要。ちょっとした雑談がからのヒラメキを説明しやすいようなホワイトボード、急なアイデアを共有するためにPCなどと接続するモニター、会社側から社員に共有すべき情報などを伝えるサイネージや掲示板などは、社員個々人の生産性を向上させる手助けとなるはずです。<br><br></p><h3 id="ha214098e44">まとめ</h3><p><br>コロナ禍になってオフィスの役割は変わってきていて、かつての「行かなければいけない場所」から「選択として選べる働き場所」という要素が強くなってきました。その中で選ぶ理由として「セレンディピティ」というきっかけの提供も、オフィスが果たすべき役割の1つです。オフィスの重要性が曖昧になってきているからこそ、求心力を持ったオフィスを構えることに意味があります。それがたちまちモチベーションや生産性の向上につながり、業績、ブランディングも向上、採用力強化など、様々な好循環につながります。</p>

クリエイティブオフィスは、「組織の創造性を最大限に発揮できる」空間でなければなりません。そのためには、個人が集中して働くことができる空間と同時に、人と人が交流する中で新たなアイデアが生まれるようなコミュニケーションを図れるスペースが必要になります。

アイディア

モダンな会議室を作るための実践的アイデア

サロン空間を彩る革新的デザインアイデア

クリエイティブオフィスに必要な「アイデアを生まれる空間」