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<h3 id="hc0d15c136c">映り込みの先に見えるものとは</h3><p>トイレの鏡を、最後にじっくり見たのはいつでしょうか。鏡はただの実用品ではなく、訪れた方や従業員の皆さまにとって、その空間全体の“質”を感じ取る無言の判断材料になっています。<br>歪んだ映り込み、照明の強い反射、配置のズレ─そうした細部の設計ミスが、職場の価値を下げてしまうこともあるのです。<br>本記事では、見落とされがちな「鏡と空間」の関係について、株式会社SPACE PRODUCEが解説します。<br>&nbsp;</p><h3 id="h98c6de3571">歪んだ鏡が与える印象の“ゆがみ”</h3><p>鏡がわずかに歪んでいるだけで、顔や姿が本来の形と違って見えることがあります。その違和感が、小さなストレスとなって積み重なると、「この空間は信頼できない」という印象へとつながりかねません。<br>とくに、清潔感や配慮が重視されるトイレ空間では、鏡のクオリティが無意識のうちに“会社全体の品格”を表現してしまうこともあります。<br>&nbsp;</p><h3 id="ha2a6578022">光の反射が生む“まぶしさ”の弊害</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/997f3f57dfb348d7bada5885987f4321/%E8%A8%98%E4%BA%8B_20250620_%E3%81%9D%E3%81%AE%E9%8F%A1%E5%8D%B0%E8%B1%A1%E3%82%92%E6%82%AA%E3%81%8F%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%9B%E3%82%93%E3%81%8B_2.png" alt="" width="1536" height="1024"><br>照明が鏡に強く反射しすぎると、映り込みが白く飛んでしまい、顔が見えづらくなることがあります。この状態では、身だしなみを整える場としての機能が果たされません。<br>また、強すぎる反射は一時的に目を眩ませ、疲労感を与えることもあります。<br><br>空間設計においては、「見えやすさ」と「まぶしさ」のバランスを考慮する必要があります。<br>&nbsp;</p><h3 id="h75d21d26dc">鏡の位置で空間の使われ方が変わる</h3><p>よくある失敗の一つが、「鏡の配置と動線が一致していない」ことです。ドアを開けた瞬間に正面に鏡があり、意図しない映り込みが生じてしまうケースや、通路から鏡が丸見えになってしまうレイアウトも、落ち着きやプライバシーを損ねる要因になります。<br><br>鏡の設置は、単に壁に取り付けるという作業ではなく、「どの角度から、何が映るか」を含めた空間全体の設計と連動して行うことが大切です。<br>&nbsp;</p><h3 id="hfc866969eb">コストをかけずに見直せる3つの視点</h3><p>予算を大きくかけなくても、鏡まわりの改善は可能です。<br><br>1.&nbsp;光の角度を調整できる照明器具に変更する<br>2.&nbsp;鏡の周辺にマット素材の壁材を使い反射を和らげる<br>3.&nbsp;鏡の位置を少しずらすだけで視線のストレスを解消できる<br><br>こうした工夫を施すことで、空間に与える印象は大きく変わり、従業員の皆さまにとっても快適な日常を提供できるようになります。<br>&nbsp;</p><h3 id="h3bcda3e6b0">最後に</h3><p>見慣れているからこそ、気づかないものがあります。<br>オフィスの鏡は、映し出すのは“姿”だけではありません。その空間に流れる意識や配慮の度合いまで、静かに伝えているのです。<br><br>ぜひ<a href="https://spaceproduce.jp/CONTACT.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">お問い合わせフォーム</a>からお気軽にお問い合わせください。株式会社SPACE PRODUCEでは、働く方のエンゲージメント調査やヒアリングを実施し、ただの設計・内装作業にとどまらず、経営者、従業員の皆さまにとって、より良いオフィス空間をご提供いたします。<br></p>

トイレの鏡を、最後にじっくり見たのはいつでしょうか。鏡はただの実用品ではなく、訪れた方や従業員の皆さまにとって、その空間全体の“質”を感じ取る無言の判断材料になっています。 歪んだ映り込み、照明の強い反射、配置のズレ─そうした細部の設計ミスが、職場の価値を下げてしまうこともあるのです。

“その鏡”、印象を悪くしていませんか？

<p>昨今、働き方改革や社会情勢の変化を背景に、多くの企業がオフィスの移転や改装を検討するケースが見られます。<br>限られたスペースの有効活用や従業員の働きやすさの向上は、経営者の皆さまにとって重要な課題のひとつです。<br>オフィスを移転するか現状を維持するか、その選択を慎重に進めるためのポイントを株式会社SPACE PRODUCEが解説します。<br>&nbsp;</p><h3 id="h15efc06175">1. 賃貸契約状況の確認と再検討</h3><p>オフィス移転の検討を始める際、まず確認すべきは現在の賃貸契約内容です。契約期間の満了日や更新条件の確認はもちろんのこと、途中解約に関する規定（中途解約条項）があるかどうかも重要なポイントです。<br>契約の条件次第では、オーナーと交渉して賃料の見直しや、条件の変更を実現できる可能性もあります。このように契約の再確認を行うことで、現状維持か移転かを決定する際の選択肢を広げることができます。<br>また、契約の見直しを行う際には、弁護士や専門家の助言を受けることも効果的です。<br>&nbsp;</p><h3 id="ha232c7c6ae">2. 企業がオフィス移転を検討する理由</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/17e4f0607bad48eb8f33b92543dedc74/%E8%A8%98%E4%BA%8B_20241118_%20%E3%82%AA%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%B9%E7%A7%BB%E8%BB%A2%E3%81%8B%E7%8F%BE%E7%8A%B6%E7%B6%AD%E6%8C%81%E3%81%8B%EF%BC%9F%E6%8A%BC%E3%81%95%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%B8%E3%82%99%E3%81%8D%E6%84%8F%E6%80%9D%E6%B1%BA%E5%AE%9A%E3%81%AE%E3%83%9B%E3%82%9A%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%88_2.png" alt="" width="896" height="585"><br>オフィス移転を決断する背景には、スペースの問題だけでなく、経営戦略や効率化に関連するさまざまな要因があります。例えば、事業拡大による従業員数の増加や、オフィスの効率化を目的とした動線の見直しなどが挙げられます。一方で、近年では働き方改革の推進によるテレワークの普及や、業務のデジタル化に伴い、オフィス面積を最適化する「ライツサイジング」の考え方も注目されています。移転の目的を明確にすることで、働く人の生産性を最大限に引き出す環境を作ることができます。<br>&nbsp;</p><h3 id="hab8c43b7b8">3. ESG視点でのオフィス選び</h3><p>昨今、企業経営においてはESG（環境・社会・ガバナンス）への対応が求められることが多く、オフィス環境も例外ではありません。<br>エネルギー効率の高い建物や、環境に優しい資材を用いた内装設計の採用は、コスト削減だけでなく企業イメージの向上にもつながります。<br>例えば、省エネ性能の高いオフィスビルへ移転することで、ランニングコストを抑えつつ、持続可能性をアピールすることが可能です。また、快適に過ごせる環境を提供することで、企業全体の士気向上にも寄与します。ESG視点を持ったオフィス選びは、企業価値を高めるための長期的な投資といえます。<br>&nbsp;</p><h3 id="hf68f2d8278">4. 従業員の働きやすさと環境整備</h3><p>オフィスは働く人が快適に働ける空間であるべきです。<br>働きやすいオフィス環境を整えることでは、採用力や社員の定着率の向上にもつながります。具体的には、交通アクセスの良い立地や、集中力を高めるレイアウト、リフレッシュできるスペースの導入などが挙げられます。移転を検討する際には、新しいオフィスで従業員の皆さまがどのように業務を進められるかを重視し、長期的な視点で最適な選択をすることでモチベーション向上につながります。<br>&nbsp;</p><h3 id="hd66b5987d3">5. コストと効果を見極める</h3><p>オフィス移転には、一時的なコストがかかりますが、その先には長期的なメリットが期待されます。省エネ性能を持つ新しいオフィスへ移転することで、運用費の削減が可能となったり、利便性の高い立地により取引先や顧客との接点が増える場合もあります。<br>しかし、移転には費用や業務一時中断のリスクが伴います。そのため、事前にしっかりと計画を立て、費用対効果を十分に検討した上で判断することが肝要です。長期的な視点を持ってメリットとデメリットを比較し、自社に最も適した選択を行います。<br>&nbsp;</p><h3 id="h3bcda3e6b0">最後に</h3><p>オフィスの移転や改装は、企業の成長戦略や文化に直結する重要な決断です。現状維持か移転かを慎重に検討し、自社にとって最適な選択を行うことが求められます。オフィスに関するご相談や物件探し、空間デザインのご要望がございましたら、ぜひお問い合わせフォームからお気軽にお問合せください。</p>

オフィスの移転や改装は、経営戦略や従業員の働きやすさに直結する重要な決断です。本記事では、賃貸契約の確認、移転理由の明確化、ESG視点での選択、従業員環境の整備、コストの見極めといった、最適な選択を行うためのポイントを解説します。

オフィス移転か現状維持か？押さえるべき意思決定のポイント

<p>ザイマックス不動産総合研究所が発表した「大都市圏オフィス需要調査 2022秋」によると、コロナ禍と比べてオフィスへの復帰、オフィスの活用法、サテライトオフィスの需要などに変化が見られているようです。その結果から、現在のオフィスのトレンドを探っていきます。<br><br></p><h3 id="hcc78cc0839">会社の在籍人数は増えてきているが、対するオフィス面積は増えていない!?</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/37d65ab11650420993301e22bca2eef0/02.jpeg?w=1200&amp;h=799" alt="" width="1200" height="799"><br>ザイマックス不動産総合研究所の『2022秋』の発表によると、在籍人数が「増えた」と回答した割合は「24.8%」と2022春と比べて2.4ポイント増加。「減った」という回答も1.6ポイント減少しており(「変らない」0.4ポイント減)、それぞれ2021春から継続した在籍人数の増加傾向を示しています。<br><br>それに対して、オフィス面積はどうなっているかというと、「拡張した」という回答は2020春・秋の調査で減少を辿り、そこからは少しの増減を繰り返す横ばいとなっています。一方で「縮小した」という回答は2020春まで2%台後半付近だったものが、2021秋には9%まで増加しました。しかし、そこから2022秋までに7.6%へ数値を落としています。<br><br>つまり、在籍人数は増やしたものの、オフィスは縮小したままないし、変えていないという傾向ということで、テレワークの定着を物語る結果となっています。コロナ禍前と比べて「縮小した」傾向が強いのは、オフィスの機能を「出社の必要がある人が集まる場所」に変化させた企業が増えてきているとも言えそうです。<br><br></p><h3 id="h7f4f7b7938">根強いテレワーク需要 一方でサテライトオフィスの需要も</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/6160ed07a8d34814ad86d1e623ff428c/03.jpeg?w=1200&amp;h=900" alt="" width="1200" height="900"><br>前述の傾向は同発表にはっきりと出ています。テレワークを実施している会社は「2019秋」まで30.7%でしたが、2020春の調査で51.3%に増加。その後2021秋までに68.5%まで増え続け、コロナ禍の落ち着きが見えてきた2022春に一度62.4%に減少したものの、その後のコロナ患者の増加の影響もあってか、最新の2022秋では69.2%と最高値を記録し、コロナ禍前に戻るようなことはしばらくなさそうな気配です。<br><br>他方、同調査ではサテライトオフィスは2019秋に20.2%を付け、2022秋に一度17.0%まで下がった(コロナ禍で出社しづらい状況になったのではないか)ものの、そこから2022秋にかけて28.5%まで上昇を示していました。しかし、利用状況にはまだまだ改善の余地もあるようです。<br><br></p><h3 id="hd8300fd485">テレワークの問題点はやはりコミュニケーション</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/a045ab042c37402088033772359369b6/04.jpeg?w=1200&amp;h=675" alt="" width="1200" height="675"><br>同調査の中で、改めて顕著に明らかになったのが、コロナ禍で会社の社員はコミュニケーションに苦労しているということでした(2021秋=49.2%、2022秋=57.0と増加傾向)。その次に回答の割合が高かったのも「マネジメント」であり、こちらも大枠としてコミュニケーションと関連していると見ることもできます。こうした背景からも、出社とテレワークを併用できるハイブリッドワークが普及すべく広がっているのでしょう。<br><br>その一方で、「従業員の生産性・業務効率の低下」という回答は32.9%(2021秋)から22.4%(2022秋)と10.5ポイントの減少が見られており、コミュニケーション以外の部分の運用は改善が見られているようです。<br><br></p><h3 id="hc27fec14f8">職場環境の見直しを考えている企業は多い</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/b1971007969641de94c959187eaecf00/05.jpeg?w=1200&amp;h=675" alt="" width="1200" height="675"><br>同調査では、近年のコロナ禍を受けて、すでにオフィス環境の見直しに着手した企業、以下数年内の着手予定、時期未定の着手予定の企業の合計の割合が63.4%だったとしています。同じく、オフィス見直しの中で感心のある施策については、前述の話からをわかるように「コミュニケーションのための場づくり、集まるための機能を重視する」が最多(48.1%)で、次いで「リモート会議用に個室やブースを増やす」(44.0%)と、こちらもコミュニケーションに対するオフィス機能への需要となっています。<br><br>旧来多く見られた部署別に区切られた島型のレイアウトではなく、フレキシブルなレイアウトや制度(フリーアドレスやABWなど)も必然的に求められていることがわかる結果(3番目に多い回答)でした。オフィスにいる顔ぶれ、数に変動性があるのであれば、省スペースとして効率的ですし、その分上記のコミュニケーションのための場づくりもしやすくなります。<br><br></p><h3 id="ha214098e44">まとめ</h3><p><br>働き方はコロナによって大きく変更を余儀なくされましたが、ここに述べてきた通り、大都市圏の企業はここにきて上手く順応できている兆候が見られるようになりました。会社におけるコミュニケーションの問題は、コロナ禍に始まったものではありませんが、社員同士が物理的に遠ざかる中で、多くの課題が生まれているのも事実です。そうした中で、求められるのが過去記事でも多く述べてきたハイブリッドワークに適したオフィス。つまりは、フリーアドレス、ABWやオープンなミーティングスペースなど、柔軟なコミュニケーションが取りやすい空間です。ぜひ、過去記事も参照してみてください。</p>

ザイマックス不動産総合研究所が発表した「大都市圏オフィス需要調査 2022秋」によると、コロナ禍と比べてオフィスへの復帰、オフィスの活用法、サテライトオフィスの需要などに変化が見られているようです。その結果から、現在のオフィスのトレンドを探っていきます。

見直し

“その鏡”、印象を悪くしていませんか？

オフィス移転か現状維持か？押さえるべき意思決定のポイント

トレンドはやはり「コミュニケーション」 最新アンケートから見えるオフィス事情

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