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<h3 id="h241ccf9e6c">においは“音”よりも気づかれにくいストレス源</h3><p>オフィス環境において、空気の「におい」が働く方の集中力や心のゆとりに大きく影響することをご存じでしょうか。日常生活では気づきにくいものの、香水やランチ後の残り香、清掃時の薬剤のにおいは、働く方の意識を静かに、そして確実に削いでいきます。<br>本記事では、目に見えない「においのストレス」について、空間づくりの視点から株式会社SPACE PRODUCEが解説します。<br><br></p><h3 id="h99517cdea3">清潔＝好印象とは限らない理由</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/f93b43da56444574bf890c9c9092bddf/%E8%A8%98%E4%BA%8B_20250620_%E9%A6%99%E3%82%8A%E3%81%AE%E3%81%AA%E3%81%84%E7%A9%BA%E9%96%93%E3%81%8B%E3%82%99%E7%94%9F%E3%82%80%E9%9B%86%E4%B8%AD%E5%8A%9B_2.webp" alt="" width="1792" height="1024"><br>多くの企業が「清潔感のある職場」を目指し、消臭剤や芳香剤、強めの洗剤を導入しています。<br><br>しかし実際には、強い香りによって頭痛や倦怠感を訴える方も少なくありません。また、嗅覚は感情と直結しており、「においが合わない」という違和感は、知らぬ間にその空間への不信感へとつながります。<br><br>とくに、埼玉や千葉など郊外エリアではワンフロアでの勤務や窓の少ない空間が多く、空気がこもりやすい傾向にあります。においの“逃げ場”がないことが、においトラブルの温床となるのです。<br><br></p><h3 id="h1acdb84118">換気だけでは足りない、におい対策の新常識</h3><p>「換気をしていれば問題ない」と考える方もいらっしゃいますが、それだけでは根本的な解決にはなりません。<br><br>重要なのは、そもそも“においを発生させない”設計です。例えば、休憩スペースと作業スペースをしっかりゾーニングすること。給湯室の換気扇や排気ダクトの配置を工夫することで、においの拡散を最小限に抑えることが可能です。<br><br>また、使用する素材にも配慮が必要です。吸着性の高いカーペットや、無臭の洗浄成分を使った清掃材を選ぶことで、においを残さない環境づくりが可能になります。<br><br></p><h3 id="he01e76a332">香りは“良いもの”という思い込みがリスクになる</h3><p>「良い香りなら問題ない」と考えるのは、感覚の押しつけになりかねません。香りの好みは人それぞれ。<br>たとえ高級なフレグランスでも、それが集中を妨げる香りであれば、業務への影響は避けられません。<br><br>実際、集中力やコミュニケーションの質が香りによって左右されることは、多くの研究でも明らかにされています。<br><br>オフィスはあくまでも“共有空間”。誰かの好みや習慣が、誰かのストレスになってしまうリスクは常に存在しています。<br><br></p><h3 id="h3bcda3e6b0">最後に</h3><p>においは目に見えないからこそ、無視されがちです。しかし、だからこそ空間づくりの中で“最も効果を実感できる要素”の一つでもあります。<br><br>もし「におい」で従業員の皆さまが集中できない環境になっていたら、もったいないと思いませんか？<br><br>ぜひ<a href="https://spaceproduce.jp/CONTACT.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">お問い合わせフォーム</a>からお気軽にお問い合わせください。株式会社SPACE PRODUCEでは、働く方のエンゲージメント調査やヒアリングを実施し、ただの設計・内装作業にとどまらず、経営者、従業員の皆さまにとって、より良いオフィス空間をご提供いたします。</p>

オフィス環境において、空気の「におい」が働く方の集中力や心のゆとりに大きく影響することをご存じでしょうか。日常生活では気づきにくいものの、香水やランチ後の残り香、清掃時の薬剤のにおいは、働く方の意識を静かに、そして確実に削いでいきます。

香りのない空間が生む集中力

<p>緊張感のある業務が続くと、どうしてもミスや判断の鈍化が起きやすくなります。ですが、それは個人の責任ではなく、環境が与える影響も大きいのです。本記事では、業務中に気持ちを切り替える“リセットポイント”の考え方と、空間設計の工夫について,株式会社SPACE PRODUCEが解説します。<br>&nbsp;<br>&nbsp;</p><h3 id="h2bc5854a0b">なぜ「リセットする空間」が必要なのか</h3><p>緊張を伴う業務やミスが許されない作業を担う現場では、働く方の集中が極端に高まり、その分、心身に負担がかかりやすくなります。判断の遅れやイライラ、思わぬ言葉のすれ違いは、ほとんどが「脳の疲労」が原因です。<br>このような状況を防ぐには、短時間で気持ちをリセットできる空間を、執務エリアのすぐ近くに設けることが効果的です。特別な施設は必要ありません。大切なのは、そこで「一度思考を止めることができるかどうか」です。<br>&nbsp;<br>&nbsp;</p><h3 id="h43598c85c1">オフィスにおける“リセットポイント”とは</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/a242c00dfd3b43e19be4719dc3a93335/%E8%A8%98%E4%BA%8B_20250512_%E5%83%8D%E3%81%8F%E6%96%B9%E3%81%AE%E3%80%8C%E5%88%87%E3%82%8A%E6%9B%BF%E3%81%88%E3%80%8D%E3%82%92%E6%94%AF%E3%81%88%E3%82%8B%E7%A9%BA%E9%96%93%E8%A8%AD%E8%A8%88_2.png" alt="" width="1536" height="1024"><br>“リセットポイント”とは、文字通り「一度気持ちを切り替えるための場所」です。業務用の椅子やパソコンが並ぶ空間とは明確に切り分けられた場所であり、ほんの2〜3分でも心と身体が緩む感覚を生むことが求められます。<br>設置の考え方としては、以下のような要素が効果を発揮します。<br><br>•&nbsp;背もたれのある柔らかい椅子<br>•&nbsp;外の光を感じられる窓際<br>•&nbsp;軽い観葉植物や木目調の家具<br>•&nbsp;会話が生まれない静かな場所<br><br>ポイントは、「あえて誰とも話さなくてよい空間」にすること。静けさや自然光のような“感覚を緩める要素”を取り入れることで、働く方の脳は自然とリセットに向かいます。<br>&nbsp;<br>&nbsp;</p><h3 id="h86d98583aa">緊張を生みやすい部署にこそ必要な配慮</h3><p>経理、法務、顧客対応、システム監視など、常にミスの許されない業務を担う部署では、無意識のうちに身体がこわばり、精神的な疲労が蓄積しやすくなります。<br>そのような部署には、すぐに立ち寄れる“逃げ場”のような空間があることで、働く方の気持ちは安定します。椅子に座るだけ、コーヒーを一杯飲むだけでも、「張りつめていた気持ちが少しゆるんだ」と感じてもらえる設計は、離職防止やモチベーション維持にもつながります。<br>&nbsp;<br>&nbsp;</p><h3 id="hb02faff71a">家具だけでは「リセット空間」にならない理由</h3><p>簡易ソファやカフェテーブルを置けば、それだけで気分転換になると思われがちですが、リセット空間に必要なポイントは「場の意図を伝える設計」です。<br>例えば、座席の向きを変える、照明の色温度を下げる、壁に柔らかい色を使うといった、心理的なスイッチを押す仕掛けがなければ、その場所はただの空きスペースになってしまいます。働く方が無意識に「ここは少し休んでいい場所だ」と感じられるよう、視覚・触覚・動線の3点から丁寧に空間を作り込むことがポイントです。<br>&nbsp;</p><h3 id="h3bcda3e6b0">最後に</h3><p>働く方がパフォーマンスを維持するには、集中を支える環境と、切り替える仕組みの両方が必要です。<br>ただ広いオフィスを作るのではなく、その中に「緊張を緩めるための場」を意図的に設けることが、結果として生産性の向上や定着率の改善につながります。<br><br>では、自社のオフィスにはその“切り替え”ができる場所があるでしょうか？<br>もし、明確に思い浮かばないようでしたら設計を見直すタイミングかもしれません。<br><br>株式会社SPACE PRODUCEでは、働く方のエンゲージメント調査やヒアリングを実施し、ただの設計・内装作業にとどまらず、経営者、従業員の皆さまにとって、より良いオフィス空間をご提供いたします。<br>ぜひ<a href="https://spaceproduce.jp/CONTACT.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">お問い合わせフォーム</a>からお気軽にお問い合わせください。</p>

緊張感のある業務が続く職場では、判断ミスやストレスが蓄積しやすくなります。そうした環境を少しでも和らげるために有効なのが、“リセットポイント”と呼ばれる、気持ちの切り替えができる空間です。本記事では、株式会社SPACE PRODUCEが、実際のオフィス空間におけるリセット設計の工夫についてご紹介します。

働く方の「切り替え」を支える空間設計

<p>オフィスデザインのトレンドとして「ポッドエリア」が注目されています。この新しいコンセプトは、従業員のプライバシーと集中力を向上させるための答えとして登場しました。この記事では、ポッドエリアの定義、そのメリット、そして導入する際のポイントについて、株式会社SPACE PRODUCEが解説します。<br><br></p><h3 id="h459a818513">1. ポッドエリアとは？</h3><p>「ポッドエリア」とは、オフィス内で設けられる小さな個室や半個室のことを指します。オープンスペースのオフィスが主流となってきた中で、従業員が集中して作業を行ったり、プライバシーを確保したいときに利用するためのスペースとして導入されるようになりました。<br><br></p><h3 id="h136392608b">2. ポッドエリアのメリット</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/82129f850c29414cbc1cc77de4bd55d0/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%9A%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%98%E3%82%9A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%81%AE%E5%BC%B1%E7%82%B9%E3%82%92%E8%A3%9C%E3%81%86%E3%80%8C%E3%83%9B%E3%82%9A%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%99%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%80%8D_%20%E3%82%AA%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%99%E3%82%B5%E3%82%99%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%96%B0%E5%B8%B8%E8%AD%98.jpg?w=1200&amp;h=808" alt="" width="1200" height="808"><br>・集中力の向上<br>騒音や他の従業員の動きから隔離されることで、作業の集中力が向上します。<br>・プライバシーの確保<br>個人の作業スペースとして使用することで、プライバシーを確保できます。<br>・柔軟性<br>ポッドエリアは移動や変更が容易であり、オフィスのニーズに応じて配置を変えることができます。<br><br></p><h3 id="h72f17091e0">3. ポッドエリアのデザイン要素</h3><p>ポッドエリアを効果的に使用するためには、以下のデザイン要素を考慮することが重要です。<br>・適切なサイズ<br>使用目的や従業員の数に応じて、ポッドのサイズを選択する必要があります。<br>・音響設計<br>音を遮断する材料や技術を使用して、外部の騒音を最小限に抑えることが重要です。<br>・通気性<br>閉じられた空間での作業となるため、適切な通気性を確保することが必要です。<br><br></p><h3 id="hc299df975a">4. ポッドエリア導入の際の注意点</h3><p>・配置<br>通路や出入り口からのアクセスを考慮して、ポッドエリアの配置を決定することが重要です。<br>・コスト<br>高品質なポッドエリアはコストがかかるため、予算内での最適な選択を行う必要があります。<br>・メンテナス<br>定期的な清掃やメンテナンスを行うことで、ポッドエリアを長持ちさせることができます。<br><br></p><h3 id="ha214098e44">まとめ</h3><p>ポッドエリアは、現代のオフィスデザインにおいて欠かせない要素となっています。そのメリットを最大限に活用するためには、適切なデザインと配置が求められます。私たち空間デザイン専門家としての経験と知識をもとに、ポッドエリアの効果的な導入方法とそのメリットについて詳しく解説しました。</p>

オフィスデザインのトレンドとして「ポッドエリア」が注目されています。この新しいコンセプトは、従業員のプライバシーと集中力を向上させるための答えとして登場しました。この記事では、ポッドエリアの定義、そのメリット、そして導入する際のポイントについて、株式会社SPACE PRODUCEが解説します。

集中力向上

香りのない空間が生む集中力

働く方の「切り替え」を支える空間設計

オープンスペースの弱点を補う「ポッドエリア」: オフィスデザインの新常識