オフィスの電力削減方法

#オフィスレイアウト

近年、企業経営において、エネルギーの効率的な管理はますます重要なテーマとなっています。特にオフィス内での「見えないエネルギーロス」を削減することは、コスト削減だけでなく、環境への配慮や企業の社会的責任(CSR)の向上にも繋がります。
本記事では、簡単に実践できる方法を株式会社SPACE PRODUCEがご紹介します。
 

1. 業務デバイスの使い方

PCとモニターの節電設定

PCとモニターは、業務時間中に多く使用されるデバイスですが、休憩時間や勤務時間外に節電設定を行うことで大幅に電力を削減できます。
スリープモードを活用し、一定時間使用しない場合は自動的に電源がオフになるよう設定しましょう。

プリンターとスキャナーの電源管理

プリンターやスキャナーはスタンバイ状態のまま放置されることが多いですが、これが無駄なエネルギー消費を招きます。長時間使用しない場合は、主電源を切る、またはタイマー機能を使い夜間や休日の電力消費を抑えましょう。
 

2. 環境に優しいオフィス機器の導入

省エネルギーモデルを選ぶ

オフィスで使用するデバイスや設備を更新する際は、省エネルギーモデルを優先的に導入することを検討します。たとえば、LED照明やエネルギースター認証(ENERGY STAR)を受けたデバイスは、従来のものに比べて効率的に電力を利用します。

電力消費の見える化

スマートメーターやエネルギー監視ツールを活用し、各デバイスの電力使用状況を把握することも有効です。例えば管理担当者がオフィスに在籍していない際にもどの機器が最も電力を消費しているのか一目で分かり、効率的な改善策を立てやすくなります。
 

3. オフィス環境の改善

スタンバイ電力を抑えるためのコンセント管理

延長コードや電源タップを活用して、勤務終了時に一括でオフィス機器の電源をオフにする仕組みを導入すると、スタンバイ電力を抑えることができます。

オフィスの温度管理

エアコンの温度設定を適切に調整することで、無駄な電力をカットできます。夏場は冷房を控えめに、冬場は暖房を効率的に活用するための断熱材やカーテンの設置も効果的です。
 

4. 従業員と取り組む節電対策

節電ポスターやメッセージで意識向上

従業員の皆さまにエネルギー効率化の取り組みを共有するため、職場内に節電ポスターを掲示したり、メールで取り組みを定期的に周知することが有効です。「使用後は電源をオフ」「週末はコンセントを抜く」など、具体的な行動を促しましょう。
 

社内での取り組みを可視化する

社内でエネルギー削減の成果を共有し、達成に応じて景品を配布等おこない、従業員の皆さまに達成感を感じていただき、取り組みに対するモチベーション向上につなげることができます。
 

長期的な視点でのエネルギー効率改善

オフィス環境でのエネルギーロス対策を行うことは、短期的なコスト削減にとどまらず、企業としての社会的責任(CSR)や環境保護への貢献にもつながります。こうした取り組みは、従業員はもちろん特に取引先からの信頼や企業イメージを高める効果も期待できます。
 
これらの改善策は大きな設備投資を伴うものではなく、小さな工夫の積み重ねで実現可能です。
 

最後に

オフィスのエネルギーロスを最小限に抑えることは、経費削減や環境負荷の軽減を実現するだけでなく、働く皆さまの意識改革にもつながります。日常業務の中でできることから少しずつ取り組み、持続可能な働き方を目指していきましょう。
 
ぜひお問い合わせフォームからお気軽にお問合せください。
株式会社SPACE PRODUCEでは、働く方のエンゲージメント調査やヒアリングを実施し、ただの設計・内装作業にとどまらず、経営者、従業員の皆さまにとって、より良いオフィス空間をご提供いたします。