私物があふれないオフィスづくりのポイント

#オフィスレイアウト

デスクの下に個人の荷物が溜まり、オフィス内が雑然としている状況に心当たりはありませんか。
実は、この状態を改善するだけで、作業効率や職場の雰囲気が大きく変わる可能性があります。

今回は、私物を適切に管理しながら、共有スペースを上手に活用するためのヒントを株式会社SPACE PRODUCEがご紹介します。
 

1. なぜ個人収納に頼りすぎると問題が起きる?

多くのオフィスでは、従業員の皆さまが自由に使えるロッカーやデスク下を「自分だけの収納」と考えがちです。この意識が強いと、本来は持ち帰るべき物や使わなくなった道具を溜め込みやすくなります。結果、オフィス内が物であふれ、働きやすさを損なう要因になりがちです。
 

2. 私物を溜め込まない仕組みづくりが必要な理由


荷物が増えすぎると、移動の妨げになるだけでなく、書類や備品の紛失リスクも高まります。さらに、人によって収納スペースの使い方や持ち込み物の量が異なるため、オフィス全体のレイアウトにムラが生じることもあります。特に、車通勤や作業服を使用する企業の場合、個人の荷物が増えやすいため、私物管理のルールを明確にしないと整理が難しくなります。
 

3. 共有収納を活用するメリット

私物を削減し、共有収納を活用すると、オフィス全体のスペースを効率的に使えます。

ルール化された共有棚やロッカー

みんなで使う棚を用意し、使用頻度が低い道具や定期的に必要になる資料などをここにまとめると、個人スペースの圧迫を防げます。

使用後は元に戻す習慣

共有収納を利用する際には、使い終わった物を戻すルールを設定します。これにより、どこに何があるかがわかりやすくなり、不要な私物が居座りにくくなります。

透明性が高まる

共有収納だと、誰がどの棚を使うかが明確になります。放置された物があればすぐに分かり、片づけがスムーズに進む仕組みができあがります。
 

4. 私物を減らすオフィスレイアウトの作り方

共有収納を取り入れるにあたっては、以下のステップを踏むとスムーズに導入できます。

1. 現在の荷物量をチェックする

従業員の皆さまが実際にどれだけの物を保管しているかを把握しないと、どの程度の収納が必要かわかりません。まずは現状調査を行い、必要なスペースを見極めます。

2. 荷物の種類別に収納場所を分ける

使う頻度が高い物はデスクに近い共有棚へ、めったに使わない物は少し離れた場所の収納へ、といったように動線と連動させると、混乱を防ぎやすくなります。

3. ルールを設定し共有する

どの収納に何を入れてよいか、保管期間はどの程度にするかなどをはっきり決め、全員に周知します。ルールが曖昧だと、私物を溜め込みやすい環境に戻ってしまう恐れがあります。

4. 定期的な見直し

季節や業務内容の変化で持ち込み物が増減する場合も考慮し、収納ルールやレイアウトを定期的にチェックしましょう。小さな見直しを続けることで、常に最適な状態を保てます。
 

最後に

個人収納から共有収納へ移行する仕組みを整えれば、デスク下に私物が溢れる状況を徐々に改善できます。ただし、物の管理はオフィスのルールやレイアウトによって大きく左右されるため、導入してからも微調整が必要です。
株式会社SPACE PRODUCEでは、働く方のエンゲージメント調査やヒアリングを実施し、ただの設計・内装作業にとどまらず、経営者、従業員の皆さまにとって、より良いオフィス空間をご提供いたします。
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