声をかけやすい空間が組織に生む変化

#従業員エンゲージメント

社内での声かけが、どれだけ職場の空気を変えるか、ご存じでしょうか。廊下やカフェスペースといったちょっとした共用エリアの工夫だけで、経営者の皆さまと働く方の間に「風通し」が生まれます。今回は、自然なコミュニケーションが生まれる空間づくりを株式会社SPACE PRODUCEが解説します。
 

なぜ「声をかけやすさ」が大切なのか

経営者の皆さまがどれだけ社員を思っていても、声をかけるきっかけがなければ、その想いはなかなか届きません。特に、業務中はお互いに忙しく、接点が限られがちです。そこで重要なのが「すれ違いざまに話せる空間」の存在です。

ふとしたタイミングで交わす一言が、信頼関係を築く第一歩になります。それは報告や相談といった業務の枠を越え、人としてのつながりを感じられる瞬間です。こうした自然なやり取りは、意外にも空間設計から生まれるのです。
 

接点を生む空間の工夫


まず注目したいのが「動線上のゆとり」です。例えば、オフィス内の廊下を少し広めに取るだけで、人がすれ違うときの圧迫感が軽減されます。その結果、立ち止まって声をかけやすくなります。

また、カフェスペースやコピー機の周辺にちょっとしたベンチや立ち話しやすいテーブルを設置することで、自然と交流が生まれます。これらの工夫は、会議のような構えた場では得られない“偶発的な会話”を生む装置です。
 

空間が関係性を育てる理由

人と人の関係は、言葉だけでなく「場」によっても育まれます。カジュアルな空間があるだけで、役職や立場にとらわれず対話しやすくなるのです。

例えば、社内のどこかに「少しだけ座って話せる場所」があると、ちょっとした相談も気軽にできるようになります。それが結果的に、風通しの良い職場や、信頼に満ちたチームを生み出していくのです。
 

今ある空間でも、できることがある

新しく内装工事をしなくても、まずは「モノの位置」を変えるだけで空間の雰囲気は変わります。例えば、観葉植物のそばに一脚だけ椅子を置くだけでも、人が自然と集まる“場”になります。

さらに、経営者の皆さまご自身がその場に時々足を運ぶことで、働く方の意識も変わります。「あ、ここでは話していいんだ」と感じてもらうことが、行動の変化につながっていきます。
 

最後に

空間は、意識しなければただの通路や設備にすぎません。しかし視点を変えれば、それは“きっかけ”を生み出す場所にもなります。
今のオフィスに少し物足りなさを感じていらっしゃるようでしたら、ぜひ お問い合わせフォーム からお気軽にお問い合わせください。株式会社SPACE PRODUCEでは、働く方のエンゲージメント調査やヒアリングを実施し、ただの設計・内装作業にとどまらず、経営者、従業員の皆さまにとって、より良いオフィス空間をご提供いたします。