観葉植物が語る職場の温度

#従業員エンゲージメント

枯れかけたグリーンが伝えていることとは

誰も手入れしていない観葉植物がオフィスの片隅に置かれたままになっている光景を、見たことはありませんか。それは、単なるインテリアの放置ではありません。実はその姿が、職場の空気や働く方の気持ちを映し出していることがあります。

本記事では、オフィスにおける「植物」との関係性を通じて、空間と人のつながりを見直すきっかけについて、株式会社SPACE PRODUCEが解説します。
 

使われていない植物が表す“職場の無関心”


水やりもされず、土が乾いたままの観葉植物。それがあるだけで、訪れた方は無意識に「この会社、大丈夫かな」と感じてしまうものです。
実際、植物の元気のなさは、忙しさや余裕のなさを象徴する存在になりがちです。

そしてその空気は、働く方自身にも影響を与えます。「誰も気にかけない空間」で日々を過ごすことは、小さなストレスの積み重ねとなり、働く意欲の低下につながることもあります。
 

「グリーン」が持つ本来の力を取り戻すには

そもそも植物には、空気をきれいにし、目の疲れを和らげ、精神的にも落ち着きを与える効果があるとされています。だからこそ、正しく配置し、きちんと手をかけることで、オフィス全体の印象や働く方の気持ちに良い影響を与えることができるのです。

空間設計の観点から言えば、植物は「置くだけ」の装飾ではなく、「関係性を育む存在」として捉えることが重要です。
例えば、エントランスでは「この会社は丁寧に人を迎える」という姿勢を示すことができ、会議室ではピリッとしがちな空気を和らげる役割を果たします。あくまで“生きた植物”であることが前提です。
 

予算が少なくてもできる、植物を活かす工夫

「管理が面倒」「水やり担当が決まらない」という声もよく聞かれます。しかし、小さなスペースに合う植物や、水やりの頻度が少なくて済む品種を選べば、手間を大きく減らすことも可能です。
また、照明や家具の配置と連動させることで、植物の存在感をより効果的に演出することができます。

ただ置くのではなく、「どの場所に、どう活かすか」を考えることで、空間全体の印象は驚くほど変わります。
 

最後に

植物が元気でいること。それは「この職場には、目を配る余裕がある」という、無言のメッセージでもあります。
もし今、オフィスの植物が静かに枯れかけているなら、それは空間の使い方や、働く方との関係を見直すサインなのかもしれません。

ぜひお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。株式会社SPACE PRODUCEでは、働く方のエンゲージメント調査やヒアリングを実施し、ただの設計・内装作業にとどまらず、経営者、従業員の皆さまにとって、より良いオフィス空間をご提供いたします。