デスク配置で変わる?社内コミュニケーション

#オフィスレイアウト

オフィスのデスク配置は、働く環境の快適さだけでなく、社内でのコミュニケーションやチームワークにも大きな影響を与えます。
デスクの間隔が広すぎると会話が生まれにくくなり、逆に狭すぎるとストレスの要因になることもあります。

適切な距離感を設計することで、業務の効率化や円滑なコミュニケーションにつなげることができます。
本記事では、デスクの配置が社内で働く従業員の皆さまの関係性にどのような影響を与えるのか株式会社SPACE PRODUCEが解説します。
 

1. デスクの間隔が生み出す「心理的距離」

オフィスにおけるデスクの距離は、単に物理的な空間の問題ではなく、共に働く方々の「心理的距離」にも関係します。
例えば、デスク同士の距離が近すぎると、周囲の視線が気になり、集中力が削がれることがあります。また、パーソナルスペースが確保されていないと、無意識のうちにストレスを感じ、業務効率が低下する可能性もあります。

一方で、デスク間の距離が遠いと、気軽なコミュニケーションが生まれにくくなります。特にチームでの業務が多い職場では、すぐに声をかけられる距離感が重要になります。適度な距離を保つことで、自然な会話が生まれ、業務の円滑化につながります。
 

2. 最適なデスク配置とは?


どのようなデスク配置が理想的なのかは、オフィスの規模や業務内容によって適切なレイアウトは異なりますが、一般的には以下のようなポイントを意識することが重要です。
 

(1) 対面型レイアウト

デスクが向かい合う配置は、アイデアを出し合うクリエイティブな業務に適しています。ただし、正面に座る相手と目が合うことで緊張感が生じる場合があるため、間にパーテーションを設けるなどの工夫が必要です。
 

(2) クラスター型レイアウト

4~6人程度の小規模グループごとにデスクをまとめるレイアウトです。チーム内での会話がしやすく、プロジェクトごとの連携が強化されます。部署ごとに配置を工夫することで、部署間のコミュニケーションも促進できます。
 

(3) フリーアドレス型

固定の席を設けず、その日の業務内容に応じて好きな場所で仕事をするスタイルです。部署を超えた交流が生まれやすく、オープンな組織文化を醸成する効果があります。ただし、個人の集中作業がしづらいと感じる場合もあるため、専用の集中スペースを併設することが望ましいでしょう。
 

3. デスク間の距離が生むチームワークの変化

適切なデスクの配置は、チームワークの向上にもつながります。距離が近すぎると会話が生まれる一方で、集中が妨げられることもあります。逆に、距離が遠すぎると気軽な相談が減り、情報共有の機会が失われがちです。

例えば、オープンスペースの中央に共用デスクを設置し、個々のデスクは適度な距離を確保することで、集中と交流のバランスを取ることができます。特に、リモートワークが普及した今だからこそ、オフィスでのリアルな対話を生かした設計が求められています。
 

4. デスクレイアウトを見直す際のポイント

オフィスのデスク配置を見直す際には、次のような点を意識すると、より働きやすい環境づくりにつながります。

1. 職場の皆さまの意見を取り入れる

 レイアウトを変更する際には、実際に働く方々の意見をヒアリングすることが重要です。日々の業務の流れを把握し、使いやすい配置を検討しましょう。

2. 業務の特性に応じた設計をする

 営業やカスタマーサポートのように、頻繁に会話が発生する業務と、クリエイティブな作業を行う業務では、適したデスク間隔が異なります。業務内容に応じた最適な距離を考えましょう。

3. 柔軟にレイアウトを変更できる工夫をする

 一度決めた配置がずっと最適とは限りません。オフィスの規模や働き方の変化に応じて、レイアウトを柔軟に変更できるよう、可動式のデスクや間仕切りを導入するのも有効です。
 

最後に

デスクの距離は、職場でのコミュニケーションを左右し、働きやすさに直結します。
適切な配置を考えることで、業務の効率化だけでなく、活発な交流やチームの一体感を生むことができます。

株式会社SPACE PRODUCEでは、働く方のエンゲージメント調査やヒアリングを実施し、ただの設計・内装作業にとどまらず、経営者の皆さま、職場の皆さまにとって、より良いオフィス空間をご提供いたします。ぜひお問い合わせフォーム からお気軽にお問い合わせください。