オフィスレイアウト

ニューノーマル

健康運営

従業員エンゲージメント

店舗・クリニック

<p>昼休憩が一斉ではなく、従業員の皆さまがそれぞれの時間で休憩を取る勤務形態は、近年ますます増えています。<br>とくに、スペースに限りのあるオフィスでは「食事スペースが足りない」「混雑でリラックスできない」といった悩みが生じがちです。この記事では、昼休憩がバラバラな職場環境でも、快適に過ごせる食事や休憩スペースづくりの工夫を、空間設計の視点から株式会社SPACE PRODUCEが解説します。<br>&nbsp;</p><h3 id="he530e352c2">1. 分散型休憩に合ったスペース設計の必要性</h3><h4 id="hb832d83ddb">昼休憩の“時間差”に対応した設計が求められる</h4><p>働き方の多様化に伴い、休憩時間の分散運用が一般的になりつつあります。こうした環境では、時間帯によって食事スペースの混雑度にムラが出るため、空間に無理なくゆとりを持たせる工夫が不可欠です。<br>&nbsp;</p><h4 id="h2b9bbf5e9d">休憩スペースの使い方に偏りが出ると不満の原因になる</h4><p>誰かが使い終わるのを待つ時間が長くなると、ちょっとしたストレスが蓄積されてしまいます。こうした状況は、昼休憩が自由であるはずの働く方にとって、逆に気を使う要因となりやすくなります。<br>&nbsp;</p><h4 id="h3c3d9393f8">席数以上に「使いやすさ」が重要</h4><p>同じ6席の食事や休憩スペースでも、テーブルの配置や通路の広さに余裕があるだけで、心理的な余裕が大きく変わります。見た目よりも「使いやすく、譲り合いやすい配置」が肝になります。<br>&nbsp;</p><h4 id="hb139f08db2">時間をずらしても“心地よく”休める場づくりが大切</h4><p>ただ座席数を増やすのではなく、「空間の余白」と「使いやすさ」を両立させる設計が鍵となります。<br>&nbsp;</p><h3 id="he87d6700e4">2. 食事スペースをシェアする仕組みをつくる</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/0012fc8a581b4043a210abe6f5bda3d8/%E8%A8%98%E4%BA%8B_20250324_%20%E4%BC%91%E6%86%A9%E3%82%B9%E3%83%98%E3%82%9A%E3%83%BC%E3%82%B9%E4%B8%8D%E8%B6%B3%E3%82%92%E8%A7%A3%E6%B6%88%EF%BC%81%E6%98%BC%E4%BC%91%E6%86%A9%E3%82%92%E5%BF%AB%E9%81%A9%E3%81%AB%E3%81%99%E3%82%8B%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%88%E8%A1%93_2.png" alt="" width="1792" height="1024"></p><h4 id="h0e643416e4">予約やサインアップ制で無駄なく回せる運用を</h4><p>限られたスペースでも、使い方を工夫すれば十分な快適さを保てます。なかでも「共有ルール」の整備は有効です。<br>&nbsp;</p><h4 id="had2978ffac">混雑を回避する仕組みがあれば、自然と譲り合いが生まれる</h4><p>「自分がどの時間に使うか」が事前に見えるようになっていれば、スペース利用に対する安心感が生まれます。これは、意識的な譲り合いよりも効果的です。<br>&nbsp;</p><h4 id="h09e385b1dd">ホワイトボードでの予約や簡易アプリでの管理も</h4><p>大がかりなシステムを導入しなくても、アナログで十分に運用可能です。昼休憩前に「〇〇〜〇〇時 利用中」などの札を置くだけでも、無用な混雑を防げます。<br>&nbsp;</p><h4 id="h6967f0a7e9">自由な運用でも、安心して使えるルールがあると快適</h4><p>仕組みはシンプルで構いません。大切なのは「誰でも安心して使える」という空気をつくることです。<br>&nbsp;</p><h3 id="h2fe78cb435">3. レイアウトの再設計で“自然な流れ”をつくる</h3><h4 id="h6b40408d75">使われやすい導線づくりが空間価値を高める</h4><p>昼休憩を快適にするには、物理的な配置も重要です。場所の“どこにあるか”が、使われやすさを大きく左右します。<br>&nbsp;</p><h4 id="hde56a6f1d7">動線が悪いと、良いスペースでも活用されにくい</h4><p>入り口から遠い、視線が気になる場所にある、動線が交差する。こうしたスペースは、無意識に敬遠されがちです。<br>&nbsp;</p><h4 id="hebe69be1f7">通路脇やコピー機付近などの小スペースも有効活用</h4><p>すべての働く方が同時に食事をとるわけではないので、1人掛けのベンチやカウンターを廊下沿いに設けるだけでも、意外と便利な休憩スポットになります。<br>&nbsp;</p><h4 id="h0cdd008a3b">「つい使いたくなる」配置が、スペース効率を上げる</h4><p>大きなリフォームをせずとも、レイアウトの見直しで利用率が大きく変わります。自然に足が向く配置は、空間のポテンシャルを引き出すポイントです。<br>&nbsp;</p><h3 id="h3bcda3e6b0">最後に</h3><p>食事スペースが限られているオフィスでも、工夫次第で「快適な昼休憩」は実現できます。休憩時間がバラバラな勤務体制に合わせて、仕組み・ルール・空間の3つを見直すことで、働く方が気持ちよく過ごせる場所に変わっていきます。<br><br>「場所が足りないから無理」ではなく、「どう使えばうまく回るか」を考えることがポイントです。<br>&nbsp;<br>株式会社SPACE PRODUCEでは、働く方のエンゲージメント調査やヒアリングを実施し、ただの設計・内装作業にとどまらず、経営者、従業員の皆さまにとって、より良いオフィス空間をご提供いたします。<br>ぜひ<a href="https://spaceproduce.jp/CONTACT.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">お問い合わせフォーム</a>&nbsp;からお気軽にお問い合わせください。</p>

食事スペースが限られているオフィスでも、働く方の昼休憩がバラバラな勤務スタイルに合わせて、快適に休憩できる仕組みやレイアウトの工夫を取り入れることで、無理なく快適な環境が実現できます。

休憩スペース不足を解消！昼休憩を快適にするレイアウト術

<p>従業員の皆さまがリラックスできる環境は、業務効率や満足度を高める重要な要素です。<br><br>特に集中力を要する仕事が続くと、心身の疲れがたまりやすくなるため、休憩室やリフレッシュスペースを快適に整えることが求められます。緑を取り入れた休憩室のデザインは、視覚的な癒しとリフレッシュ効果で働きやすい職場環境を実現します。本記事では、オフィス全体ではなく、休憩室を中心に緑を取り入れる方法について、株式会社SPACE PRODUCEがご紹介します。<br>&nbsp;</p><h3 id="h34bf21121b">1. 緑を取り入れる休憩室のメリット</h3><p>緑を取り入れることで、空間に癒しや落ち着きを与える効果が得られ、視覚的なストレスを軽減し、短時間でも心身をリフレッシュできる環境を提供します。<br>&nbsp;<br>また、緑を取り入れた空間は、働く方々が自然と集まり、リラックスしながらコミュニケーションを取る場としても機能します。こうした場があることで、職場全体の雰囲気が和らぎ、チームの結束力向上にもつながります。<br>&nbsp;</p><h3 id="h0e88e2b6cc">2. 緑を取り入れたデザインの基本要素</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/4b321b268b6e44febe4ba0eb7defcbbb/%E8%A8%98%E4%BA%8B_20250116_%20%E7%B7%91%E3%82%92%E5%8F%96%E3%82%8A%E5%85%A5%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%99%92%E3%81%97%E3%81%AE%E7%A9%BA%E9%96%93%E3%81%A4%E3%82%99%E3%81%8F%E3%82%8A_2.jpg" alt="" width="1337" height="891"><br></p><h4 id="h98d11c9f6c">① 壁やテーブル周りに緑を配置する</h4><p>休憩室のデザインに緑を取り入れる際には、視界に自然な癒しを感じられる配置がポイントです。例えば、壁際やコーナーに緑を配置することで、空間全体の印象が柔らかくなります。テーブル周りにも小さめの緑を取り入れると、視覚的な癒しをさらに強調できます。<br>&nbsp;</p><h4 id="h0d8bbd4bd5">② 空間にバランス良く緑を取り入れる</h4><p>緑を取り入れる際は、部屋全体のバランスを意識することが大切です。緑が多すぎると圧迫感を与えることがあるため、壁際や部屋の隅などにポイントを絞って配置しましょう。カウンターやテーブルなどの小さなスペースにも、適度な緑を取り入れると心地よい空間が完成します。<br>&nbsp;</p><h4 id="h5ea0467728">③ 落ち着いた色使いで緑を引き立てる</h4><p>緑を効果的に引き立てるためには、家具や壁の色使いにも配慮が必要です。たとえば、白やベージュなど落ち着いたトーンを基調にすると、緑が一層引き立ち、空間に調和が生まれます。また、クッションやラグに緑をイメージしたデザインを取り入れるのも同様の効果が期待できます。<br>&nbsp;</p><h4 id="hf206edb50d">④ 照明で緑を際立たせる</h4><p>照明の工夫も重要です。間接照明やスポットライトを活用し、緑が柔らかい光を受けるようにすると、空間全体に温かみが加わります。また、自然光が入る場所に緑を配置すると、より明るく爽やかな印象を与えられます。<br>&nbsp;</p><h3 id="hd217ad9c41">3. 緑を取り入れた休憩室がもたらす効果</h3><p>&nbsp;</p><h4 id="h4edb08c8f5">① 気分転換と集中力の回復</h4><p>緑に囲まれた空間での休憩は、視覚的にも精神的にもリラックス効果を生み出します。これにより、短時間の休憩でも気分をリフレッシュでき、集中力を回復することができます。<br>&nbsp;</p><h4 id="h11f80495c7">② 働く方々の交流を促進</h4><p>緑を取り入れた休憩室は、自然と人が集まりやすい空間になります。リラックスした雰囲気の中で気軽な会話が生まれ、職場全体の雰囲気が和やかになり、チームワークの向上にもつながります。<br>&nbsp;</p><h4 id="hcfa4c9fcf3">③ 企業イメージの向上</h4><p>緑を取り入れたデザインは、従業員の皆さまだけでなく、訪問者にも快適で魅力的な印象を与えます。働きやすい環境を提供していることが伝わり、企業のイメージ向上にも寄与します。<br>&nbsp;</p><h3 id="h7ecc17fa32">4. 緑を取り入れたデザインを成功させるポイント</h3><p><br></p><h4 id="h3c5572d8c8">部分的な導入でコストを抑える</h4><p>オフィス全体を緑で飾る必要はありません。<br>まずは休憩室やリフレッシュスペースなどの特定のエリアに緑を取り入れることから始めると、コストを抑えながら効果を実感できます。<br>&nbsp;</p><h4 id="hca6bf62a46">メンテナンスの手間を抑える工夫</h4><p>緑を取り入れる際には、手入れが少なくて済む種類や配置を工夫することが重要です。<br><br>定期的な水やりや手入れが必要ないデザインにすることで、快適な空間を長期間維持できます。<br>また、人工の緑を部分的に取り入れることで、見た目の美しさを保ちながら、メンテナンス負担を軽減する方法も効果的です。<br>&nbsp;</p><h4 id="h99caf18db9">従業員の皆さまの意見を取り入れる</h4><p>緑を取り入れる際には、従業員の皆さまの意見を参考にすることが重要です。<br>どのようなデザインや配置が好まれるかアンケートを実施することで、より利用されやすい休憩室を実現できます。また、意見を取り入れることで従業員の満足度が向上し、「自分たちの空間」という会社への帰属意識も高まります。<br>&nbsp;</p><h4 id="h5bbe2c5a5e">五感で感じる癒しの空間を意識する</h4><p>視覚だけでなく、五感を活用した空間デザインも効果的です。例えば、ほのかな香りを取り入れるためのアロマディフューザーや、心地よい音楽を流すスピーカーを設置すると、緑の効果をさらに引き出すことができます。<br>&nbsp;</p><h3 id="h3bcda3e6b0">最後に</h3><p>休憩室に緑を取り入れることで、視覚的な癒しとリフレッシュ効果を提供し、快適な職場環境を作ることができます。働く方々が短時間で疲れを癒し、集中力を取り戻せる空間を整えることで、業務効率や職場全体の雰囲気も向上するでしょう。本記事でご紹介したポイントを参考に、緑を活用した空間デザインをご検討ください。<br>&nbsp;<br>ぜひ<a href="https://spaceproduce.jp/CONTACT.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">お問い合わせフォーム</a>からお気軽にお問い合わせください。株式会社SPACE PRODUCEでは、働く方のエンゲージメント調査やヒアリングを実施し、ただの設計・内装作業にとどまらず、経営者、従業員の皆さまにとって、より良いオフィス空間をご提供いたします。</p>

従業員の皆さまがリラックスできる環境は、業務効率や満足度を高める重要な要素です。特に休憩室やリフレッシュスペースに緑を取り入れたデザインは、視覚的な癒しとリフレッシュ効果を提供し、働きやすい職場環境を実現します。

緑を取り入れた癒しの空間づくり

<p>人間の集中力はずっと続くわけではないので、仕事をするにも途中でリフレッシュや小休憩をすることが、効率性を高めるためには良いとされています。それなのに、オフィスにそのための専用スペースがないことが多いのは不自然なことではないでしょうか。リフレッシュルームや休憩ルームの意義について考えてみたいと思います。<br><br></p><h3 id="hea51f6bafd">集中力が高い状態を作るには休憩も必要なのに、専用スペースがないという矛盾</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/0cc58b073aad458091a62e57c86ae9a6/02.jpeg?w=1200&amp;h=800" alt="" width="1200" height="800"><br>個人ワークに勤しみたいときはもちろん、何らかのアイデアを出したいときなど、集中を高めたいというタイミングがオフィスワークをしている中で出てくるはずです。しかし、大人の集中力は50分程度と言われています。その中でも深い集中は15分ほどで、一度浅くなり、再び15分ほど深くなるというようなリズムがあるそうです。<br><br>それならば社員に多少のリフレッシュの時間、小休憩を取ってもらう方が会社としてもメリットがあると言えます。ただ、そのための空間が存在しないオフィスが多いのが現状で、「周りの同僚が働いている中、私だけ休んでいるのは気まずい」という思いをしている社員が少なくありません。<br><br></p><h3 id="h66bbc6ff60">リフレッシュルーム・休憩ルームのメリット</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/0bd37113f9a948d5a3b3766df3e661c2/03.jpeg?w=1200&amp;h=800" alt="" width="1200" height="800"><br>先述のように集中するための休憩ということは大前提にあるとして、その他のメリットを考えてみましょう。中でもリフレッシュルームを設けることの利点は、コミュニケーションの活性化にあります。同僚や先輩、上司と短時間だけでも仕事から離れて、たわいもない会話を交わすだけでも、関係性構築に役立ちます。助言やアイデアなどのヒントも得やすいでしょう。<br><br>なぜなら、相談相手もデスクにいるときは自分の仕事があり、それを中断してまで直接自分に関係のないアドバイスに時間を割くことはできないからです。そこで得られたアドバイスで仕事が好転するなら嬉しい結果ですし、そうやって互いに助け合える関係性が築けるのではないかと思います。<br><br></p><h3 id="h1864b21538">リフレッシュルームのない会社でリフレッシュルームを活用している人もいる不公平</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/90022f6e8d4d4685a7736c755f6637a6/04.jpeg?w=1200&amp;h=800" alt="" width="1200" height="800"><br>実は、リフレッシュルームのないオフィスで働きながら、同様の効果を得て仕事をしている人たちがいることをご存知でしょうか。答えは喫煙している社員です。ここで喫煙を推奨することはありませんし、健康被害を思えば会社にはデメリットもあるのですが、「喫煙をしにいくという行為」に限って見れば、専用のリフレッシュルーム（喫煙所）を活用していると言えます。<br><br>仕事中の小まめな休憩をとっていますし、そこで上司や同僚とのコミュニケーションも生まれ、新たなアイデアやアドバイスを聞き入れて、気持ちを新たに仕事に取り組んでいるはずです。彼らだけは、大手を振って堂々と休憩をすることができる文化が醸成されているオフィスは多いと思います。<br><br>社内で「なんで喫煙者だけ小まめに休憩（喫煙）することが許されるの？」という意見が聞かれると思います。もっと語気を強く「不公平だ」という社員もいるでしょう。喫煙自体は身体に害があるため辞めた方が身体に良いということは確実ですが、社員が喫煙する権利を奪うことはできないため、こうした不平等感を解消するためにもリフレッシュルームを設けることは、メリットと言えます。<br><br>日本人の気質的に、周りで働いている中で自分だけ休憩することに抵抗感を示す人も少なくないことも予想されるため、会社側が「ちょっと息抜きしていいですよ」という意思表示をすることで、結果的に社員個々のパフォーマンス上昇に繋げられると考えられるのです。<br><br></p><h3 id="h2d69de8c45">リフレッシュルームの運用ルールを策定して「サボり」を防ぐ</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/9ba07b4406c6462ba9bf6e7780762678/05.jpeg?w=1200&amp;h=870" alt="" width="1200" height="870"><br>あくまで効率的に働くため、いわば「高くジャンプするために、一度屈み込む」ような目的で作るのがリフレッシュスペースです。そこでダラダラと社員に過ごされてしまっては本末転倒。トータルの業務時間が大幅に減ったとあってはマイナス、良くてトントンといったことになってしまします。<br><br>そうならないためにも時間で管理したり、利用の際の報告を課したりなど、なんらかのルール作りが必要かもしれません。また、誰もが使うスペースとなるためゴミや衛生上の管理も必要となります。室内が不衛生で使いたくないとなってしまうのもまた本末転倒です。<br><br></p><h3 id="ha214098e44">まとめ</h3><p><br>ただコミュニケーションを図るだけなら、カメラ機能を使ったWeb会議サービスやビジネスチャットツールでも可能です。そんなハイブリッドワークが浸透した状況下で、敢えて「出社」という選択をするのであれば、その行為を選ぶ利点があってこそ。一方、テレワークのコミュニケーションに課題を抱えるケースが増えているというレポートなども多く見受けられます。コロナ禍で変わった「働き方」の中で、そんな悩みを解決する策として、リフレッシュルームを導入するという一手は好手になるのではないかと考えられます。<br><br></p>

人間の集中力はずっと続くわけではないので、仕事をするにも途中でリフレッシュや小休憩をすることが、効率性を高めるためには良いとされています。それなのに、オフィスにそのための専用スペースがないことが多いのは不自然なことではないでしょうか。リフレッシュルームや休憩ルームの意義について考えてみたいと思います。

良い仕事をするには休憩も必要なのに、オフィスに休憩できる空間がないのはおかしいのでは？

<p>タバコの値段は日に日に値上がりし、世代によっては喫煙開始当初と比べると2倍以上になっているという人も少なくないと思います。それでも辞められないぐらいに、ニコチン依存症というものは病気なのです。健康経営を考えるならば、喫煙者は減る方が企業にとって良いことは言うまでもありません。そんな悩みを抱える会社に、オフィスづくりからできる提案をしていきます。<br><br></p><h3 id="hb24774cc4e">喫煙者にだけに与えられる休憩とデメリット</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/bcaf3638f4514d3eaa5b420c38bf3d24/02.jpeg?w=1200&amp;h=675" alt="" width="1200" height="675"><br>よくタバコについての話題で問題となるのが、休憩時間や勤務時間についてのこと。喫煙者・非喫煙者にかかわらず、平等に与えられた昼休憩の時間にプラスαで、喫煙者は業務の合間合間で5分ないし10分程度のタバコ休憩を取ります。改正健康増進法などによって、近年は喫煙のためにオフィスから離れた場所へ移動しなければならないケースが多いため、その時間も長くなっているかもしれません。<br><br>非喫煙者からすると、喫煙者だけに余計に休憩が認められている、ないしは勤務時間が少なくて済むという状況です。不満を覚えるのは当然です。生産性の観点でも、両者には差があるのではないでしょうか。<br><br></p><h3 id="hf39fbc7860">喫煙者が考える喫煙のメリットとは</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/12002d1caf6943bea6819afb9a138d4a/03.jpeg" alt="" width="7360" height="4912"><br>・イライラせずに済む<br>・タバコミュニケーション（喫煙所で同僚と取るコミュニケーション）<br>・リフレッシュ<br>・集中できるようになる<br><br>まず、ニコチン依存症は先述の通り疾患であるわけですから、喫煙者がタバコを吸いたくなってしまう感情は、ある種仕方のないものです。しかし、疾患であり、治療も保険適用にて行うことができるわけですから、すぐに辞められないとしても喫煙者が問題意識を持つことは大切なことです。<br><br></p><h3 id="hba4f40ef06">コミュニケーションやリフレッシュできる空間は喫煙所だけではない</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/bceeb4cf7f5d47f39a4596623b19c999/04.jpeg" alt="" width="6474" height="4316"><br>実際に非喫煙者も例えば給湯室で出会った同僚と多少の立ち話をしてみたり、化粧室などで会話が盛り上がることもあるでしょう。そうしたコミュニケーションが、リフレッシュやアイデアの源泉となったりすることもありえます。つまり、タバコミュニケーションも完全に否定できるものではありません。ただし、「喫煙所じゃなくてもできるのでは?」というところは、考える余地があるでしょう。<br><br></p><h4 id="h4257fbb8cf">コミュニケーションはリフレッシュルームで</h4><p>これは会社の考え方も関連しますが、「タバコを吸いながらリフレッシュ・雑談・休憩ができる空間」があるように、タバコを吸う・吸わない関係なく「リフレッシュ・雑談・休憩ができる空間」は社内にありますか？ いわゆる「リフレッシュルーム」のことです。コミュニケーションを目的に喫煙を行っている人に対しては、それを果たせる代替案があれば、わざわざ喫煙所へ行かなくても済むかもしれません。<br><br></p><h3 id="h9427ae20da">非喫煙者も堂々と休憩できるという平等感</h3><p><br>喫煙者が堂々と小休憩を取るための空間があるのに対し、非喫煙者にそれがないというのは、両者の間にネガティブな感情を生んでしまいます。これがあることで、「喫煙者×喫煙者」「非喫煙者×非喫煙者」だけではない「喫煙者×非喫煙者」のコミュニケーションも円滑にできるというメリットもあるのです。<br><br></p><h3 id="hdc03be4d80">福利厚生と掛け合わせで禁煙を実現していく</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/5434edbec8e5496585ad3ee8c7b9ab76/05.jpeg" alt="" width="7189" height="4797"><br>保険適用される禁煙外来ですが、その自己負担額を会社が負担するというような福利厚生を行っている会社もあります。そうやって、禁煙の手助けをするとともに、その時に役立つのが堂々と立ち寄れるリフレッシュルーム。もはや喫煙者にとって、小休憩は自分たちに与えられた「権利」という感覚を抱いている人も少なくありません。<br><br>それが禁煙によって失われるということで、禁煙に踏み出せないと考えている人もいるはずです。ですから、タバコを吸うという行為のみを「健康的に良いことではない」とし、その他の「コミュニケーションを取る」「リフレッシュを図る」ということに関しては全面的に認める。こういう姿勢が、禁煙を後押しできるのではないでしょうか。<br><br></p><h3 id="h0a4aea7fb4">「サボり」を容認するわけではい 運用に要注意</h3><p><img src="https://images.microcms-assets.io/assets/09e18dc0cac14907b9fbf496c87be7f9/b5aef31330f64cd4832c3445d28f4081/06.jpeg" alt="" width="5832" height="3888"><br>ここまで述べたことは、あくまで小休止の話であって、前提は前向きに働きたい社員たちに提供する環境するというものです。ですから、「サボり」「ずっと休憩している」ようなことが常態化してしまっては本末転倒となります。リフレッシュルームの運用ルールを定めたり、人事考課をしっかりと行うなど、そうした事態を避けられるようにしなければいけません。<br><br></p><h3 id="ha214098e44">まとめ</h3><p><br>あくまで喫煙も禁煙、非喫煙も個人に認められた権利です。それを剥奪することはできません。しかし、会社として社員に健康的に働いてもらう、生産性を高めてもらうという観点では、さまざまな面プラスの効果よりもマイナスの効果の方が多いでしょう。ニコチン依存症は病気ですから、治療に協力するスタンスと、喫煙所という空間でしかできなかった、得られなかったメリットを享受できる空間を用意して、禁煙を考えている喫煙者のバックアップができると良いのではないでしょうか。</p>

タバコの値段は日に日に値上がりし、世代によっては喫煙開始当初と比べると2倍以上になっているという人も少なくないと思います。それでも辞められないぐらいに、ニコチン依存症というものは病気なのです。健康経営を考えるならば、喫煙者は減る方が企業にとって良いことは言うまでもありません。そんな悩みを抱える会社に、オフィスづくりからできる提案をしていきます。

休憩

休憩スペース不足を解消！昼休憩を快適にするレイアウト術

緑を取り入れた癒しの空間づくり

良い仕事をするには休憩も必要なのに、オフィスに休憩できる空間がないのはおかしいのでは？

社員喫煙率を下げるためのオフィスづくりのススメ