オフィスデザインに企業ロゴやブランドカラーを取り入れることは、装飾としての役割以上に重要な意義があります。来訪されたお客様や取引先には、企業の価値観や姿勢を直感的に伝える手段となり、働く皆さまにとっては、帰属意識や仕事への意欲を高める環境づくりにつながります。
ブランドカラーやロゴを活用することで、企業全体のイメージが統一され、社内外のコミュニケーションが円滑になる効果も期待できます。オフィスは「働く場所」であるだけでなく、企業の文化や価値を表現する重要な空間です。
本記事では、ブランドカラーやロゴを活かしたオフィスデザインの具体的な方法とメリットについて、株式会社SPACE PRODUCEが解説します。
1.ブランドカラーを空間に活用するコツ
ブランドカラーを取り入れる際は、壁に色を施すだけではなく、心理的な効果や配色のバランスを考えることが重要です。例えば、ブランドカラーが「青」の場合は、落ち着きや信頼感を与える特性を活かし、会議室や応接スペースに採用するのが効果的です。一方で、鮮やかな色をアクセントに使用する場合は、クリエイティビティを引き出す休憩スペースやフリースペースに取り入れることで、空間に活気と創造性が広がります。
空間デザインの配色に「60-30-10」の法則を取り入れると、バランスの取れたオフィスデザインが実現します。ベースカラーを60%、補助カラーを30%、アクセントカラーを10%の割合で組み合わせることで、視覚的な統一感と魅力的な空間を作り上げることができます。
2.企業ロゴの配置で空間にメッセージを加える
企業ロゴを効果的に配置することで、企業のアイデンティティをより深く表現することができます。例えば、エントランスにロゴを大きく配置すれば、訪問されたお客様に強い印象を与えるだけでなく、働く方々にとっても「ここが自分たちの職場だ」という誇りを感じられる空間となります。
ロゴを壁に描くだけでなく、家具や内装のデザインに取り入れる工夫も効果的です。例えば、テーブルや仕切りのデザインにロゴを取り入れることで、自然にブランドの存在感を演出できます。ポイントは、空間全体に自然に溶け込む形でロゴを取り入れ、無理のないデザインに仕上げることです。
3.オフィスデザインによる意識改革
働く環境にブランドカラーやロゴが取り入れられると、従業員の皆さまにとっても企業理念が身近に感じられます。
日常的にブランドカラーに触れることで、無意識のうちに自社のビジョンやミッションに共感を持つきっかけとなり「企業の一員」としての意識を高める大切な要素です。
ブランドを感じられる空間は、新入社員や中途入社の方々に、企業文化の理解を深める効果があります。オフィスデザインを通じて企業の価値観を共有することは、働く方々のモチベーション維持や組織の一体感醸成に寄与します。
4.コストを抑えながら実現するポイント
ブランドカラーやロゴを取り入れるオフィスデザインは、高額な予算を必要とするイメージがあるかもしれませんが、工夫次第でコストを抑えることが可能です。例えば、壁の一部を塗装するだけでも十分なアクセント効果が得られます。また、既存の家具をリメイクしてブランドカラーを取り入れることで、低予算でも視覚的に魅力的な空間を作ることができます。さらに、ステッカーやシートを使用して簡単にロゴやカラーを反映させる方法もあります。これらは施工が短期間で済むため、移転やレイアウト変更のタイミングで手軽に導入できる点もメリットです。
最後に
オフィスにブランドカラーやロゴを取り入れることは、従業員の皆さまと企業をつなぐ重要なツールとなります。視覚的な要素で統一感を生み出し、企業文化を深める効果は、働きやすさや外部からの評価に良い影響を与えます。
株式会社SPACE PRODUCEでは、働く方のエンゲージメント調査やヒアリングを実施し、ただの設計・内装作業にとどまらず、経営者、従業員の皆さまにとって、より良いオフィス空間をご提供いたします。
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