働き方改革やテレワークの定着により、「定時で帰る」があたりまえになってきました。時間をかけて働く時代から、時間内に成果を出す働き方へ。そんな時代に求められるのは、がんばる場所ではなく、“集中とゆとり”が共存するオフィスです。限られた時間の中でも、成果につながる空間づくりについて株式会社SPACE PRODUCEが解説します。
緊張感だけのオフィスは、もう古い
長時間労働に頼らず成果を出すには、集中力の質が問われます。
会議、報告、資料作成。そのすべてが時間内に収まるように働き方が変わってきた今、オフィスにも変化が求められています。ずっと気を張り続ける空間では、思考が疲れ、発想も枯れがちです。
大切なのは、集中の“オン”と、緩む“オフ”が切り替えられる環境を整えること。オフィス全体に適度な“余白”があることで、働く方の時間の使い方にリズムが生まれます。
「詰め込みすぎない」レイアウトが成果を生む
働き方改革を取り入れたつもりでも、席数や機能を詰め込みすぎてしまうと、空間に圧迫感が残ります。
必要なのは、余白の活かし方です。たとえば、会議室とは別にちょっとした2人用のスペースを設けたり、あえて使い道を決めない「何でも使える空間」をつくってみる。こうした柔らかい場所は、考えを整理したり、雑談を交えながらアイデアを深めたりする時間に自然と使われていきます。
意図的につくられた“使い方を限定しない空間”こそが、短時間で質の高い成果を生む助けになります。
時間を意識させない“快適さ”がポイント
成果を上げるには、「時間を忘れるほど集中できる」状態をいかにつくれるかがポイントです。
たとえば、座る場所によって視線が合わないように配置を工夫する、反響音を吸収する素材を使う、光がまぶしすぎないように明るさを均等にする。こうした細かな設計が、「気が散らない」「居心地がいい」と感じる空間を生み出します。
働く方がストレスなく過ごせる環境は、集中力を高め、限られた時間を有効に活用するベースになります。
「働く時間」ではなく「過ごす時間」を設計する
「定時まで働く」ことに目が行きがちですが、本質はその時間をどう過ごすかにあります。
忙しさを感じさせないようにするには、視覚や動線の設計も重要です。たとえば、外の景色が見える窓際に一人用のデスクを置いたり、植物を視界に入るよう配置することで、心理的な余裕を与えることができます。
効率だけを追わない「心のゆとり」が、結果的に集中力と成果につながります。
最後に
「定時で帰る時代」に必要なのは、時間を短くする工夫ではなく、短い時間で力を発揮できる空間です。
私たち株式会社SPACE PRODUCEでは、働き方の変化に合わせた空間提案を行っています。設計や内装だけでなく、働く方へのヒアリングを通じて、本当に必要とされる“余白”を見つけることから始めます。
まずは、今のオフィスに余白はあるか。そんな問いから、考えてみませんか?
株式会社SPACE PRODUCEでは、働く方のエンゲージメント調査やヒアリングを実施し、ただの設計・内装作業にとどまらず、経営者、従業員の皆さまにとって、より良いオフィス空間をご提供いたします。
ぜひお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。